リュート:
その漠然としたイメージの中で、移住を決めていかれた。
安藤さん:
ずーっと都会に暮らしていても、
なんか息詰まるなっていう感覚を持っていたので、
未知の体験だし、先の見通しも立たないんだけども、
田舎暮らしへの静かなワクワクがフツフツ湧いてきて、
消えなかったんですよ。
一時の思いつきではなくて、
何年も自分の中でむくむくと、
だんだんとそっちへ行きたいという気持ちが高まってきました。
そのなかで、予期しない状況の展開もあって、
思ったよりも早く実行できそうな時が来たのです。
都会を離れて移住するのは非常に勇気がいったので、
何ヶ月かいろいろ考えましたが、
自分の本心はやはり、行きたい方向に進むということでした。
決心がついたのが11年前の春だったんです。
リュート:
ちょうど今ごろ(4月)ですね。
安藤さん:
ええ。で、土地を見に来たらこの場所に連れてきていただいて、
ここは自分がずっと住んでも自分が心地よくいられそうだなという感覚があり、
すんなり決まったという流れでした。
リュート:
お話を聞いてると、
直観の部分で動いてみえる部分があるんですけど、
その一つ一つが直観なのに、ものすごく土台がしっかりしてみえますね。
叩いて叩いてちゃんと確認をしてから進むっていう感じがするんですけど。
安藤さん:
慎重な部分もあったと思うんです。
一時の思いつき、ではないんですね、直観というのは。
だから、直観というのは消えないものなんです。
一気にわあっと盛り上がって、
こうしたらきっとうまくいくだろうってことは、
展開が変わったりすると、しゅんとしぼんでしまうものです。
直観というのは、自分を急がせるものではないんです。
でも、「次はこうしたらどう?」って、
ずっと心をノックし続けるものなんですよ。
リュート:
けっこう、諦めないというか、
いつまでもささやき続けるものですね。
安藤さん:
そうですね。忘れていたつもりでも、またやってくる、そんな感じでした。
すべてを計画してから決断するタイプではないので、
人からは、無謀(笑)に見えるかもしれないですけどね。
一同:
(笑)
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