一樹:
ティウロン村のホームページを見させていただきました。
今回は、現在どういった活動をされているのかを、
具体的にお聞きしたいと思います。
※『ティウロン村の笑顔を守りたい』 HPはこちら
亜紗比さん:
まずきっかけは、てんつくマンの講演会を聞きに行った時に、
やっぱり「無力と微力は違うよ」っていう話を聞いて。
それで、元々ティウロン村(マレーシア)とは付き合いがあったんですね。
その付き合いの初めっていうのは、
NGOオイスカっていうボランティアのワークキャンプって形で、
「ティウロン村に植林ツアー」に行ったんですよ。
それで、ホームステイをさせて頂いて。
それからは個人的に一人で行くようになったり、交流を続けていて。
その村は、本当に雨水だけの大変な生活をしていて・・・。
その事実を知っても、自分の中では「自分にできることが直接あるのか」
とはなかなか思えなくて。
一樹:
はい。
亜紗比さん:
でも、村の人達がボロボロの服を着ていたから、
その家族に物を送ったりはしていたけど、
物って尽きちゃうじゃないですか。
一樹:
そうですよね。
亜紗比さん:
「お金を送ったとしても、なんか尽きちゃうな」っていうのがあって。
他に「なにかできないかな」って・・・。
てんつくマンの講演を聞いて、「少しでもいいや」と思って募金活動を始めて。
「お金は少なくてもいいや。
でもみんなに知って欲しい」って思いがあって。
まぁ、一年で「5千円集まるかな」くらいの、
ほんとちっちゃなものだったんですけど(笑)
一樹:
募金をはじめたきっかけが、てんつくマンだったんですね。
亜紗比さん:
そしたら奇跡的にある社長さんの目に留まって10万円下さったんですよ。
10万円いただいて「どうしよう」と思った時に、NGOに相談したら、
NGOの方が私をサポートしてくれるってことになって。
一樹:
すごいご縁ですね!
亜紗比さん:
そう。
色んな出逢いがあって。
一樹:
奇跡が沢山起きたんですね。
亜紗比さん:
元々、そのNGOで森田さんという方がいたんですけど、
その人が私を個人的にサポートしてくれたんです。
それを見て周りのNGOのスタッフさんたちが、
どんどん協力してくれるようになって、
NGOまるごとが私をサポートして下さるみたいになった。
そちらも初めての試みみたいだったんですけど、本当に良くしてくれて、
そのおかげで色んな人に伝わって。
やっぱり個人でやるより信頼がある。
一樹:
そうですよね。
周りの支えがあって、今までの活動が成り立ってきたんですね。
マレーシア・ボルネオ島のサバ州にティウロンという人口100人程の小さな小さな村があります。
でも、その村は水道がなく、雨水だけで生活をしています。
いつもは、雨水をタンクに貯めて飲料水、水浴び、洗濯に使っています。
そんな村に、2001年8月に私はホームステイに行きました。
村の人々はとても歓迎してくれ、私に大切な宝物をプレゼントしてくれる女の子もいました。
お礼がしたいと思い、私の持ち物で何か欲しい物はないか尋ねたところ…
『何もいらない。あなたに出会えたことが、何よりものプレゼントだ』と言ってくれました。
帰り際、ホームステイ先のお父さんと握手をすると、
その手の中にはお金が含まれていました。
日本円にすれば数百円だと思いますが、
それほどまでに重みのあるお金を手にしたことはありません。
自分よりもきれいな服を着て、きれいな靴を履いている私に…
あなたなら、裕福に暮らしている相手にお金をあげようと思いますか?
ボロボロになった子供達の服を一枚買うこともためらい、
生活に困っている人が裕福な日本人に、幸せを願ってお金を差出すのです。
私は涙があふれて受けとることが出来ませんでした。
私は、少しでもその家族と村が住みよい環境になるように
植林の為の募金活動を、2007年の2月から個人で始めました。
そして、この村などへの植林・農村体験ツアーを2008年の7月末頃、
オイスカ中部日本研修センターが協力して作って下さることになりました。
一人でも多くの人に現地の状況を知ってもらいたいという想いと、
何よりも現地の人の優しさに触れて欲しいと思っています。
一本の苗木からいくつもの実が実るように、たくさんの可能性を苗木に込めたいと思っています。
植林をして実が実れば生活の糧になります。
たくさんの苗木が森になれば、雨も降ります。
いつか 苗木に実が実る頃、 離れ離れになっている家族が共に暮らせることを願って…
(河合 亜紗比)
★植林ツアーの参加希望や、活動へのお問い合わせは、
『ティウロン村の笑顔を守りたい』HPへ↓
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