一樹:
今度は、やっと集まった募金がティウロン村に渡って、
すごく楽しみですね、
亜紗比さん:
そう!そうですね。
一樹:
キレイな水のタンクができて、
村の人たちがどんな思いでそれを受け入れてくれるのか。
楽しみですね。
亜紗比さん:
うんうん。
あちらは、ツアーで日本人がいっぱい来てくれたら、
喜んでくれると思います。
一樹:
募集は今何人位なんですか?
亜紗比さん:
15人。
一樹:
いつ頃出発ですか?
亜紗比さん:
7月28日にほぼ決まっているんですけど、
飛行機の関係で未だ・・・。
一樹:
あと何人くらい大丈夫ですか?
亜紗比さん:
今6人位集まっているから、まだ大丈夫です。
一樹:
このPeacefulからも、
興味を持って参加してくれると嬉しいですね。
亜紗比さん:
うん、ありがとうございます。
15人~20人くらいまで大丈夫です。
一樹:
ティウロン村は、どのあたりになるんですか?
亜紗比さん:
コタキナバルって空港があって、そこから車で3時間くらい。
一樹:
へぇ~。
その7月は何泊くらい行くんですか?
亜紗比さん:
7月は12日間。
一樹:
その日は植林とタンクの設置のお手伝いと、
その他はどういった内容なんですか。
亜紗比さん:
そうですね、植林がメインですけどね、
あとは現地と交流ってことでほとんどホームステイ。
ホテルは無いと思います。
初日位は、移動の関係でホテルってこともあるかもしれませんが。
やっぱり現地の人に触れて私は気持ちが動いたから、
現地の人に触れて欲しいっていうのが一番かな。
だから日本人が10人行って、10人の人がその現地の人の気持ちに触れたら、
全員の気持ちが動くくらい本当に優しいんですよ。
一樹:
へぇ~、行ってみたいな。
亜紗比さん:
価値観が変わるのは、間違いないかなって思うくらい。
一樹:
今、お話聞いただけでも心動いてます(笑)
亜紗比さん:
ティウロン村に行くと、
日本人は、水をいっぱい使い過ぎちゃうんですよ。
一樹:
あ~、そうですよね。
亜紗比さん:
トイレ流すのにも、日本人はキレイになるまで水を使う。
貴重な水なのに、どうしても使ってしまう。
私はこんなに髪が長いけど、バケツ一杯で頭も髪も顔も体も全部洗うんですよ。
一樹:
ほぉ~。
亜紗比さん:
このバケツ一杯をどうにかして余らせたいんですよ、私は。
一樹:
普通にお風呂には入らないんですか?
亜紗比さん:
お風呂っていうものが無くて、その雨水を錆々のドラム缶に溜めて、
それをちょっとバケツに入れ替えて、
それをまたタライみたいなのですくって、かぶるんですけど。
水なので冷たいからっていうことで、
夜はちょっと冷えるんで、その水をお父さんが沸騰させて、
ちょっと沸かして温めてくれるんですけど、それも思いやりですよね。
「どうにかして余らせたい!」と思いながら、
でもやっぱりこれだけ髪が長いとギリギリなんですけど(笑)
一回髪をバケツにジャバンとつけて、洗って流してはすくって流してはすくってみたな。
そうじゃないと、バケツ一杯で全部は洗えないから。
う~ん、だからどれだけ日本人って水を使っているんだろうって・・・。
一樹:
今でも日本に帰ってきても、それに近いような洗い方をしているんですか?
亜紗比さん:
そうですね、そこまでは出来なくても、意識は変わりますよね。
一樹:
でもいいですね、美容の世界で働いていて、
なおかつ水を大切にすることを伝えるって。
すごく素敵です。
亜紗比さん:
ねぇ。
自分の中ではギャップがありすぎちゃって、
「私はこれでいいのかな」っていうのはありました。
一樹:
普段は仕事上
水を使っているお仕事ですもんね。
亜紗比さん:
うん、そうそう。
美容の仕事って水を汚してるじゃないですか。
髪の毛を染めて洗ったら、水をめちゃくちゃ汚すんですよね。
だから私って、やっていることが矛盾しているなっていうのがあったけど…。
でも今はハサミを持って現地に行くと、すごくみんな喜んで。
一樹:
へぇ~。
亜紗比さん:
並んでくれるんですよ。
やってきた技術が、今何となく繋がってきたような気がします。
それにそういう仕事がない国に行って自分の技術を伝えることで、
それが職になって仕事になる人ができたらいいなって、大きな夢はあるけど。
マレーシア・ボルネオ島のサバ州にティウロンという人口100人程の小さな小さな村があります。
でも、その村は水道がなく、雨水だけで生活をしています。
いつもは、雨水をタンクに貯めて飲料水、水浴び、洗濯に使っています。
そんな村に、2001年8月に私はホームステイに行きました。
村の人々はとても歓迎してくれ、私に大切な宝物をプレゼントしてくれる女の子もいました。
お礼がしたいと思い、私の持ち物で何か欲しい物はないか尋ねたところ…
『何もいらない。あなたに出会えたことが、何よりものプレゼントだ』と言ってくれました。
帰り際、ホームステイ先のお父さんと握手をすると、
その手の中にはお金が含まれていました。
日本円にすれば数百円だと思いますが、
それほどまでに重みのあるお金を手にしたことはありません。
自分よりもきれいな服を着て、きれいな靴を履いている私に…
あなたなら、裕福に暮らしている相手にお金をあげようと思いますか?
ボロボロになった子供達の服を一枚買うこともためらい、
生活に困っている人が裕福な日本人に、幸せを願ってお金を差出すのです。
私は涙があふれて受けとることが出来ませんでした。
私は、少しでもその家族と村が住みよい環境になるように
植林の為の募金活動を、2007年の2月から個人で始めました。
そして、この村などへの植林・農村体験ツアーを2008年の7月末頃、
オイスカ中部日本研修センターが協力して作って下さることになりました。
一人でも多くの人に現地の状況を知ってもらいたいという想いと、
何よりも現地の人の優しさに触れて欲しいと思っています。
一本の苗木からいくつもの実が実るように、たくさんの可能性を苗木に込めたいと思っています。
植林をして実が実れば生活の糧になります。
たくさんの苗木が森になれば、雨も降ります。
いつか 苗木に実が実る頃、 離れ離れになっている家族が共に暮らせることを願って…
(河合 亜紗比)
★植林ツアーの参加希望や、活動へのお問い合わせは、
『ティウロン村の笑顔を守りたい』HPへ
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