亜紗比さん:
この間スリランカへ行った時は、美容学校を訪ねたんですよ。
そこではすごい古いウィッグを使っていて。
日本人ってウィッグも簡単に捨てちゃうから、
それだったら生徒に声をかけてウィッグも送りたいなと思って。
10個くらい集まるかなと思っていたら30個も集まったんですね。
一樹:
なるほどね・・・。
亜紗比さん:
そしたら1個1キロくらいするんで、今度送るのが大変になっちゃって。
働いている学校の校長に相談したら「亜紗比さんがお金出さなくていいよ。
学校がいくらでも出してあげるから」みたいなことを言ってくれて。
一樹:
すごいですね!
亜紗比さん:
結局、色んな問題があって…税金がかかるだの…。
現地の友達も大蔵省まで行って、もめてくれたそうです。
「なんで税金を取るんだ。
日本人が好意でスリランカの子供達のために送ろうとしてるのに、
なんでお金を取ろうとするんだ」ってもめてくれたけどやっぱり難しくて。
それから、ツアーで行く人達がいたんで、
一人一体ずつ持って行ってもらおうと思って、
やっと送れたんですけど。
そうそう、手荷物として。
開けたらびっくりですよね(笑)
一樹:
アハハハハハ(笑)
亜紗比さん:
頭がボンって。
でもそうやって美容もどこかで繋がってきたのが、
自分には良かったなと思って。
一樹:
嬉しいですよね。
亜紗比さん:
今は着物とか持って行って、現地人の髪の毛はちょっとチリチリだけど、
日本髪に結って、私が浴衣を着せて、
そうやって私が民族衣裳を着せてもらったりとかして。
一樹:
文化交流ですね。
亜紗比さん:
言葉は一切話せないけど、技術で交流ができるっていうか。
だから今になって、その矛盾もどこか繋がってこれたかな。
一樹:
一見、すごく矛盾ですもんね。
でも、その温度差のあることが、そうやって繋がってきたんですもんね、今。
亜紗比さん:
そうそう。
どこへ行っても私は中途半端な感じがしていたんですよ。
仕事もだし、そういう国際協力みたいなことも。
「何にしろ私はなんか中途半端だな」と思っていたけど、
中途半端だからできることがあったんだって。
それはそれでいいのかなみたいな・・・。
一樹:
うんうん。
亜紗比さん:
私はキャリアウーマンみたいに、ヘアメークアーティストってやれないし、
だからって国際協力でどっぷりその仕事ができるって訳でもなくて、
「それがどうなんだろ?」って思った時もあったけど、
「今はいいのかな」って思いながら、これが自分のスタイルだって。
一樹:
そのギャップもそのことによって埋められますもんね。
亜紗比さん:
うん、ね。
段々段々こうちょっとなってきたから。
一樹:
そうやって、ちょっとずつ活動の輪が広がっているんですけど、
7月にティウロン村に募金が届くわけですが、
その先のことも何か考えているんですか?
亜紗比さん:
これから…。
ほんとに初めはまさかツアーまで出来ると思ってなかったから、
その先は考えていなくて、でもこれからはNGOオイスカも管理してくれるんですよ、
これからの募金を最低五年間。
私は私で何年後かにその木の成長を見にいきたいなって思う。
交流が切れるわけじゃないから、
そこは繋げて行きたいっていう思いはありますけどね。
一樹:
うんうん。
亜紗比さん:
具体的に来年、再来年のことはまだわからないけど、
でもそうやって旅に行ったから、そのスリランカのウィッグも気づけたし、
ティウロン村のこともできた。
だからやっぱり自分はまたどこかへ旅をする中で、
なにか自分にできることを見つけて、
それが小さいことでもやっていきたいと思います。
一樹:
うんうん。
いいですね。
その旅が好きっていう思いが・・・。
すごく分かります。
同じ旅好きとして。
亜紗比さん:
繋がりましたね。
一樹:
繋がりましたね(笑)
亜紗比さん:
はい(笑)
一樹:
今日は長い時間、ありがとうございました。
亜紗比さん:
こちらこそありがとうございました。
マレーシア・ボルネオ島のサバ州にティウロンという人口100人程の小さな小さな村があります。
でも、その村は水道がなく、雨水だけで生活をしています。
いつもは、雨水をタンクに貯めて飲料水、水浴び、洗濯に使っています。
そんな村に、2001年8月に私はホームステイに行きました。
村の人々はとても歓迎してくれ、私に大切な宝物をプレゼントしてくれる女の子もいました。
お礼がしたいと思い、私の持ち物で何か欲しい物はないか尋ねたところ…
『何もいらない。あなたに出会えたことが、何よりものプレゼントだ』と言ってくれました。
帰り際、ホームステイ先のお父さんと握手をすると、
その手の中にはお金が含まれていました。
日本円にすれば数百円だと思いますが、
それほどまでに重みのあるお金を手にしたことはありません。
自分よりもきれいな服を着て、きれいな靴を履いている私に…
あなたなら、裕福に暮らしている相手にお金をあげようと思いますか?
ボロボロになった子供達の服を一枚買うこともためらい、
生活に困っている人が裕福な日本人に、幸せを願ってお金を差出すのです。
私は涙があふれて受けとることが出来ませんでした。
私は、少しでもその家族と村が住みよい環境になるように
植林の為の募金活動を、2007年の2月から個人で始めました。
そして、この村などへの植林・農村体験ツアーを2008年の7月末頃、
オイスカ中部日本研修センターが協力して作って下さることになりました。
一人でも多くの人に現地の状況を知ってもらいたいという想いと、
何よりも現地の人の優しさに触れて欲しいと思っています。
一本の苗木からいくつもの実が実るように、たくさんの可能性を苗木に込めたいと思っています。
植林をして実が実れば生活の糧になります。
たくさんの苗木が森になれば、雨も降ります。
いつか 苗木に実が実る頃、 離れ離れになっている家族が共に暮らせることを願って…
(河合 亜紗比)
★植林ツアーの参加希望や、活動へのお問い合わせは、
『ティウロン村の笑顔を守りたい』HPへ
ステキな想いがつながって
僕たち一人一人が小さな貢献をさせてもらえるって
すごく幸せ!
そんなきっかけを作ってくれてる
亜紗比ちゃんに感謝です☆
ありがとう〜
Posted by さらちゃん | 6 月 3, 2008, 16:11:45
さらちゃん
活動を宣伝してくださって、いつも励ましてくれて・・ 本当に、たっくさんの元気を頂いてます。 幸せって言ってもらえたことが何より幸せ☆ 幸せが、ティウロンに伝染すると嬉しいです。ホントにいつもありがとうございます!!
Posted by あさひ | 6 月 3, 2008, 21:44:22
植林ツアー後のお話、またぜひ聞かせてくださいね。
この前お聞きした現地の子供たちへの植林教育もきっと繋がっていくと思います。
そのままの亜紗比ちゃん。
どうもありがとう♪
Posted by りーべる | 6 月 6, 2008, 7:11:29
まず・・・あさひさんって名前がとってもステキですよね^^
それから、「中途半端だからできること」
この言葉もステキ。
「中途半端だから・・・」って自信をなくすのでなく、中途半端なことには、「繋げること」が隠れてることが多いと思います♪
Posted by ゆう | 6 月 6, 2008, 13:29:25
りーべるさん、ゆうさん コメントありがとうございます。
このままの自分にOKが出せるようになったのは、このままの自分を受け入れてくれた人達に出会えたからです。
私もそのままの誰かを受け入れたいし、 これからもこのままの自分でのんびり自分に出来ることを続けます。
ありがとうございました☆
Posted by あさひ | 6 月 8, 2008, 21:36:39
何度聞いても素晴らしい話です!
ありがとうございました!
裕福な人を目の前にして、
その人の幸せを思ってお金を渡せるか?
僕も世界一周して色んなところを見ましたが、
やはり人間は心が作っているんですね。
そして、その幸せを受け取って、
心が微力でも動いたあさひさんはすごい!
微力がホントにこんなに大きく成長した!
とても勇気の出る、素晴らしい話でした!
ありがとうございました!!
Posted by くさかり | 7 月 8, 2008, 22:28:13
くさかりさん 先日はありがとうございました。私のほうこそ勇気と自信をいただきました。
一緒に出来ることで何かしましょうね~!
いよいよ旅です!!
楽しみだ~。
旅で出会ったおじさんに言われました。
『外に出ればドラマがある』
旅に出ればドラマが待ってます☆
楽しんできます!
どうもありがとうございました。
Posted by あさひ | 7 月 14, 2008, 15:48:15