一樹:
抱っこ法について、詳しくお話をお伺いしたいと思います。
先ほど講演会に参加させていただいて、
説明しにくいと聞いておいてなんですが、(笑)
改めて、抱っこ法とは?(笑)
下和田さん:
はい。
僕にとって抱っこ法は、子どもとの関わり方というところで学び始めました。
抱っこ法を通じて、子どもの豊かな内面世界を知っていくと驚くことが多く、
こんなにもいろんなことを感じ取っていたのかと、
子どもを何もわかっていない存在としてではなく
一人の人間として尊重し真剣に向き合うようになりました。
また、子どもの中に生じた苦しい気持ちが癒されていく過程は、
そのまま大人にも当てはまることで、子どもも大人も含めて、
人が幸せに生きていくということを深く考えるようになりました。
僕自身は、抱っこ法を学ぶ中で、僕の生き方として大切なものをたくさん
教わったと思っています。
抱っこ法に出会えたからこそ、今の自分があると思えるし、
生き方そのものが「抱っこ法」といえるような生き方をしていきたいなと思っています。
僕の芯になるものっていう感じですね。
抱っこ法とは十数年前に出会いました。研修会に参加するたびに
随分癒されたという体験をしたので、そんな心が楽になる、癒されるような体験を
皆にもしてもらえたらと思っています。
僕自身は、世の中や人の役に立ちたいという思いを強く持っています。
なので、子育てという分野で抱っこ法を伝えていくことが、
今の世の中に対して僕が出来る社会貢献だと思っています。
子どものことで悩んだり迷ったりと真剣に子どもと向き合う時、
お母さんが自分自身と出会うチャンスなんですね。
自分の生い立ちを振り返ったり、今の自分の苦しさと出会ったりとか。
で、そこでお母さん自身が癒されていくと、
子どもがガラ!!っと変わっていくんです。
お母さんが楽になれば、子どもの苦しさなんか初めから無かったかのように・・・。
そんなふうに、親と子を一度に癒してしまうところが抱っこ法の大きな魅力です。
一樹:
NLPも学んでいるそうですが
下和田さん:
NLPでは、いろんな問題や傷を抱えた大人を対象に、その傷を癒したり
問題を解決していきますが、
抱っこ法では、子どもにそれができるなって感じています。
これから生きていく子どもに、小さなうちから心の苦しさを癒し、
自己肯定感をはぐくむような子育てができれば、
みんなもっと幸せに生きていけるだろうし、
世の中も大きく変わってゆくんじゃないかなって。
そういう想いを持って僕は活動しています。
一樹:
抱っこ法というのは、元々どこから始まったものなんですか?
下和田さん:
海外からです。
一樹:
そうなんですか!?
下和田さん:
日本には、日本抱っこ法協会の名誉会長の阿部秀雄氏が、
自閉症児の教育方法を模索する中で出会い、
日本に紹介し実践も始められました。
ところが、試行錯誤を重ねていくと、
これは自閉症児のためだけの特別な技法ではなく、
すべての子どもに普遍的に役立つものだということがわかってきました。
そしてさらに試行錯誤を続けていき
子どもの問題をなんとかしようと試みる中で、
お母さんが苦しんでいると、子どもが楽にならないということがわかってきて、
それでお母さんも楽になろうよ、とお母さんのケアを始めていって。
で、そうしていると僕達援助者という立場の人間が、
自分の傷を抱えたままでいると、子どもやお母さんたちの傷に巻き込まれてしまい、
苦しくなってしまうということもわかってきました。
それで現在は、子どものケアとお母さんの心のケア、
さらに援助者自身のケアも含めて取り組んでいます。
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