榊原さん:
時々、この朗読会を「CDにして売ったらどう?」
と聞かれるんです。
一樹:
それはもったいないですね!
榊原さん:
おっしゃる通りです!
これはやはり、その場に来ていただいて聞いてもらって帰っていただく。
この空気が伝える言葉や照明や空気に触れてゆく中で、
想像したものを大事に持って帰っていただきたいのです。
それで、「お子さんを対象にどうですか?」と聞かれるんですが、
ちょっと言葉が難しいんです。
なので、情操教育だと思っていただければ、
お父さん・お母さんが朗読を聞いていただいて、
家に帰って今度は聞いた心持ちで子供に接する。
だから、我々は間接的に子どもに情操教育をやっているんです。
以前、杪谷の子どもが聞きに来てくれたことがありまして、
その時にジーーっと聞いていて、最後に「お父さん良かった・・・」と
杪谷に言うんですよ(笑)
一樹:
嬉しいですね!
実際にいくつぐらいのお子さんから聞くことができるんでしょうか?
榊原さん:
小学校の高学年からです。
それ以上幼くなると足をブラブラさせたり。
以前、面白かったのが、子どもは小さい声で
「お母さん、この人いい人?悪い人?」って(笑)
一同:
(爆笑)
榊原さん:
そうなると、まわりの人が集中できませんから、
だから小学5年生ぐらいからですね。
一樹:
先ほどもおっしゃっていたように、
お父さん・お母さんが聞いて、その親が子どもに伝えてゆくと
家族との絆作りにもなりますし、とっても良いことですね。
榊原さん:
そうです!
杪谷さん:
大人でさえ、なかなか集中できないですからね。
何かが気になってしまって、ゴソゴソ動いてしまって・・・
榊原さん::
朗読が始まって、最初にかける曲があるんですけれども、
それはお客さんの日常を消してもらって、その音楽の中に入っていただく。
異空間の中で自分の存在を見つけてもらう時間なんです。
それを、杪谷がその様子を見ながら
音楽が2分になったり6分になることもあります。
そして、照明が入ってようやく語りが始まるという・・・。
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