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木を植えた人:榊原忠美

第9話:朗読が朗読として伝わるように

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一樹:
そろそろお時間が迫ってきましたので、
締めに入りたいのですが。

榊原さん:
僕はね、こうして杪谷と一緒に朗読をしているんですが、
この朗読会が環境問題や『生きている』ということだけではなくて、
シンプルに朗読が朗読として聞いていただける世界が生まれたときに、
はじめてこの朗読が生きるんじゃないかという想いなんです。

一樹:
朗読そのものですね。

榊原さん:
おっしゃる通りです。
だから、色んなことが重なって、
この朗読会を開催して聞いてもらうだけではなくて、
もっと豊かな中でこの朗読を聞いてもらうと。

そんな時代が来たら一番いいなぁと思いますね。

一樹:
あとは、この『木を植えた人』の朗読を通してはもちろんのこと、
それ以外にも何か活動されていることはありますか?

榊原さん:
そうですね。
色々とコラボレーションしながら違う朗読もしています。
今後、1月末と2月にも福井で芥川龍之介さんの作品も披露します。

一樹:
そういった活動情報は、主にHPで確認できるのでしょうか?

榊原さん:
そうです。
HPと私のブログですね。

まぁ、そんなようなこともしています。
なんせ杪谷と一緒に活動を始めたのは85年頃からですから、
それまでに様々な作品を手がけてきました。

その延長に生まれたのが、『木を植えた人』ですね。

杪谷さん:
この作品ほどシンプルなものはないと思いますね。
これだけシンプルなのに、
芝居にせずに朗読だけにとどめておくという
奥深さを感じてもらいたいですね。

榊原さん:
やはり、主人公が淡々と生きたと同時に、
なるべく色を付けずに読み続けることで、
観客にいっぱいの色を見せることができるのではないか。

だからも照明もなるべく生明りだけにしている。
とてもシンプルですよね。

一樹:
お二人の中でも、主人公の想いを引き継いでいるような感覚、
どこかにあるんですね。

榊原さん:
そうですね。

杪谷さん:
まさしく「あなた方がしている朗読が木を植えることだよね」
って言われましたね。

一樹:
本当にそうですね。

榊原さん:
新聞に取り上げられた時も、
「まさに言葉で木を植えている人だ」
って紹介していただきましたね。

一樹:
『木』もそうですが、僕は同じように『気を植えた人』
でもあると思います。

榊原さん:
そうですね!!

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