絵本『だいじょうぶ だいじょうぶ みんな 大好きだから』

一樹:
いくつぐらいまで暴走族をしていたんですか?
後藤さん:
20歳ぐらいまでかな。
それから、波乗りを始めた。
よし!サーフィンやろう!って。
一樹:
それは何かきっかけがあったんですか?
後藤さん:
きっかけは、女の子にモテたかった(笑)
という単純なしょーもないきっかけやったんだけれど、
始めたらハマってしまった。
毎回波に乗るのがドキドキで、
恐い部分もあったんだけれども、
そのドキドキ感が好きでね。
一樹:
危険なところにワクワクするんですね。
後藤さん:
でも、サーフィンは自然が相手なんだよね。
自然に逆らうと死んでしまう。
初心者の無謀なときは恐いもん無しなんだけれど、
恐さを知ると、「あ、今日は辞めておこう・・・」
って自分で察知できるようになるだよね。
一樹:
自然と関わることで、
感覚が研ぎ澄まされることがあるのかもしれないですね。
どちらの海でサーフィンされていたんですか?
後藤さん:
伊良子岬か、冬場は日本海の敦賀。
一樹:
敦賀でできるんですか?
後藤さん:
雪が降る頃は波が荒れるんだよね。
皆がスキーの板つんでるのに、
俺らはサーフィンの板を担いで海に入ってゆく・・・
アホだよね(笑)
一樹:
結局サーフィンはどれくらい続けていたんですか?
後藤さん:
20歳から、行っていない時期もあったけれど、
足を切るまで続けていたかな。
実は去年、この片足でボディーボードを挑戦したんだよね。
一樹:
ほんとですか!?
うまく波に乗れるんですか?
後藤さん:
全然乗れないよ(笑)
波に揉まれていきなり砂まみれ(笑)
でも面白かった。
一樹:
暴走族時代から、サーフィンを始めてからは生活環境は
けっこう変わったんじゃないですか?
後藤さん:
あまり変わらなかったなぁ。
一樹:
ヤンチャなまんまサーフィンに?(笑)
後藤さん:
そうそう(笑)
一樹:
ヤンチャであってもサーフィンを通して
自然と関わることが増えてきた訳ですよね。
なにか自然から影響を受けていることってあったんじゃないでしょうか?
後藤さん:
そうだねー、けれど人間は自然には逆らえないっていうことを、
自然と身についてゆくことはあるよね。
やっぱり自然に関わっていると、
ナチュラリストになる人は多いよね。
一樹:
なるほど。
最近こうして後藤さんにお会いすると、
今の絵本の活動についても、後藤さんの口からよく
「自然に任せる」という言葉を耳にするので、
その感覚がサーフィンから身に付けたのかと思ったんです。
後藤さん:
確かにそうかもしれない。
以外と自分の欲とかエゴで物事を動かすと、
必ず見えなくなってしまうよね。
その見えない人って、今の世の中いっぱい居ると思うんだよね。
それって本当はどこかで「世の為、人の為」といって、
そっちに置き換えると必然的にそのものが見えてきて、
それが自分の為になるというのは分かるんだけれど、
先に欲を出してしまうと、たいてい見えなくなってしまうよね。
あまり自分の我を先に出してしまうと、
見えなくなってしまって、コケることが多いから、
そのサイクルは自然の流れを待つこともとっても大事なことだと思う。
一樹:
おっしゃる通りですよね。
タイミングを待つという心を落ち着かせることも
とっても大事なことだと思うんです。
ありがとうございます。
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