絵本『だいじょうぶ だいじょうぶ みんな 大好きだから』
後藤さん:
ある朝、5時ぐらいにそのお電話をいただいて、
「今から行きます!!!!」って伝えて慌てて家を飛び出して、
被害者の方の自宅に向かって、玄関で土下座して「すいません!!!」
って・・・。
そしたら、親族の方が「そんなことしなくていいよ」
って言ってくださって。
「近所の目があるから裏から入っておいで」
って、気を使っていただいて。
もう仏さんになられた方の前で
「どうもすいませんでした!!!」と伝えたら、
その身内の皆さん全員から「今までありがとうね」って・・・。
一樹:
・・・(涙)
後藤さん:
そんな事はまず起きないよ!!(涙)
俺さ、俺がやらかした事なんやて・・・。
それなのに、身内の人全員から
「ありがとう」って言われて・・・。
許してもらえた訳じゃん。
普通は許してもらえないのに・・・。
それから、裁判所へ行ったら
「嘆願書を被害者の奥さんに書いてもらって来い」
と言われて奥さんへ渡したら、奥さんが書面に書いて下さったのが、
『まったく罪を与えないでください』って・・・
一樹:
え!?
・・・(涙)
後藤さん:
もう僕、そこで・・・。
一樹:
・・・。
後藤さん:
本当に生かされてると思って、
自分で人として最低なことをしてきたにも関わらず、
奥さんから最高のプレゼントをいただいて。
ほんとうに感謝でした。
その後、順調に家を建てることができて、
すべて順調にいっていたら、やっぱりだんだんと自分の欲が
どこかに出てきたんだろうね。
これだけの事があったのに、
また「俺が俺が」って欲が出てきて、その矢先に・・・
一樹:
足が?
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