絵本『だいじょうぶ だいじょうぶ みんな 大好きだから』

後藤さん:
そう。
ある日、家族旅行の帰りに事故にあって、
僕の左足が潰れて、骨が飛び出して
出欠多量でもう本当に死にかけてた・・・。
血管はもう全部破裂してまっていたから、
右足から動脈を持ってきて繋ぎ合わせて、
それで16時間ぐらい経って、僕は意識朦朧していて、
その時に、「もういいわ!!」ってなってしまって・・・。
今まで悪いことばっかりしていたし、
これで罪が償えるなら、僕はもう死んでもいいと思って・・・。
なのに、「足が腐ってゆくから切るよ」って言われたんだけれど、
「もうそのままにしてくれ、もういい。
僕はこの動けない状態のまま死んでゆくから・・・」って。
そうしたら、麻酔科の先生から説得されて、
「そんな事言わないでいい。
あんたの体力なら大丈夫」と言われて。
それで左足を切ることに決めて、
体力付けるために食事を無理やりに食べて。
それで手術したら、もう傷口から感染症にかかっていて、
足を二回切ることになってしまった・・・。
一樹:
えぇ・・・。
後藤さん:
膝下で一度切って、
それで感染症になっていから、
膝上で2回目切った。
そのときに、僕は生きると決めた自分がいるわけで、
だから、「もう好きにしてくれ!!」と思って・・・。
それよりも、生かされていることの自分を凄く考えさせられて。
なんで僕はここまでして生かされなあかんのや!!って。
これだけ悪いことばかりしてきたのに、
何でなんだ・・・って。
それから、真剣に自分が生かされていることに意味を探し始めた。
一樹:
その後、絵本に入ってゆくんですか?
後藤さん:
その前に、自分が障害者としてどこまでチャレンジできるかというので、
障害者としての世界で水泳をして国体に2回ほど出て、
障害者の中ではまあまあ有名になって。
それでも、違うなって。
もっと一般の方と障害者との
架け橋になれるように活躍したいと思って。
それから、絵本に出逢ってゆく。
一樹:
そこまで苦しい想いをされてきたのに、
生きるという力を保ってきたモチベーションてなんなんですか・・・。
後藤さん:
なんだろうな・・・。
人の役にたちたいと思っているのかな・・・。
それで以外と不思議なのが、
人生の師匠ていのうは、僕はいない。
こんな言い方をしたら生意気だから
あまり言いたくないんだけれど、
結局まわりから甘えられてしまって(笑)
僕は、師匠が居たら本当は甘えたいタイプ。
一樹が師匠だったら、「一樹ちゃんお願いします!!」って(笑)
一樹:
後藤さんに甘えられたら恐縮するんですが(笑)
後藤さん:
(爆笑)
でも、逆に甘えられてしまう。
一樹:
それは、お役目なんでしょうね。
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