
原さん:
ありましたね!
「この人たち(先人)が間違っている訳がない!」と思ったんですよ!
「間違っているのは世の中の方だろう」と。
「こんなに誠実に自分と向き合って、仕事と向き合って続けてきた人が
報われない世の中の方がおかしいなぁ」と思った。
だけど今は逆なんですね。
僕が「炭焼やっています」って言うと僕の方が変人になってしまう。
「変わり者だよね」って。
「変わっているのはどっちだ!」っていう僕の中では逆に見えてしまう。
どっちから見るかって感じですね。
一樹:
そうですね。
原さん:
だから時々、水族館の魚の気持ちがわかるんです。
人間は魚を見ているじゃないですか
「あぁすごいね、おもしろいね」って見ているけど、
魚から見れば「何でわざわざ見に来ているんだろう」って(笑)
一樹:
あっはっはっはっはっは(笑)
原さん:
俺ただ、別に一生懸命泳いでいるわけでも無いし、
普通に生きているだけなのに、
なんか珍しそうに見に来ている人間って面白いな」
って逆に見ているかも知れない。
どっちから見るかによって全然違ってくる。
一樹:
そうですよね。
人間の僕達からすると、普通に歩いている僕たちの姿が、
「何で面白いんだ!?」っていうことですもんね(笑)
原さん:
そうそう(笑)
そういう事ですよね。
だからそう思った時に、僕の中では14年間、
別に何も変わってないんですよ。
考え方も基本は全然変わっていないし。
ただ最近感じるのは、急に注目されるようになってきたっていうか。
目立ちたくないから山に入っていたはずなのに、
何故か呼ばれる事が多くなったっていうのは、
逆に時代が変わって、戻ってきたんじゃないかなぁ。
この戦後の数十年間の方が「ちょっとおかしかったんじゃないかな」
という気はするんですよね。
だって元々日本人て慎ましく暮らしていたわけだし。
慎ましい中にも遊び心もあったと思うんで。
それが戦争に負けてアメリカ的価値観が入ってきてから、
すごい勢いで変わっちゃったんだけど、そのことにやっぱりなかなか気付かなかった。
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