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きらきらファーム:ミミ

2 話すコンプレックス

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リュート:
もともと話すことに、コンプレックスがあって…
という話をしてくれたけど、
今の姿を見る限りそんな様子は
微塵も感じられないんですけど。

ミミ:
え、そうですか?

リュート:
うん。
もともとってどういうコンプレックスがあったの?
話すことの苦手感みたいな。

ミミ:
物心付いたときから、
自分の意見を人に伝えるってことが苦手だったんです。
それをせずとも、成長できてたんですよ。
十代の後半とかになって、自分の意思ってなんだろうって。

「ミミ、どう思う」って言われても
「うーん」っていつも二、三歩下がって。
言わないほうが何とかなるって、
ずっとそう思ってたんです。
それが当たり前になってました。

ところが人として面と向かったときに
自分の意見を言わなかったら
何も自分を見てくれないんだってことに気付いたんです。

仕事をしてようやく20代も後半になって
自分がどうしたいのか、どういう意見を持っているのか
考えるようになった。
曖昧にしてたら人と対等に話ができないんだなって。

それって自分がやってこなかったからなんだって。
そういう面で話をすることにコンプレックスがありました。

リュート:
やらなくても困らなかったんだ。

ミミ:
そうなんです。

そのまま流されてきたから、
あ、違ったんだってわかっても、
コミュニケーションの仕方を
自然に学んでこなかったから身に付いてない。

そのことに気付いてから
「どうしたらいいんだろう」って
1から考える作業をずっとしてきたから、
話すことにコンプレックスって言うのかな、
苦手って意識はずっとどこかにあるんですよ。

リュート:
自分がことさら言葉で表現しなくても、
周りがそれを何となく受け取ってくれて、
うまく回るって感じがあったのかなあ。

ミミ:
そうですね。

周りがいつもサポートしてくれてたっていうか。
道を指し示してくれたっていうか。
自分が対等に話をしたいなって思うようになってから、
こうしたいっていうことをはっきり考えるようになって。

考えなくても、通れちゃったから、考えようと思って。

レールの上をずっと来た途中で違和感を感じるようになって、
なんか違う、なんか違うって。

それは自分のやってることと、
思いが、アンバランスなんだなってことに気付き始めて。
そして「自分はなんなんだろう」って真剣に考え始めたんです。

そういう時期っていうのはですね。
もうめちゃめちゃクラ〜イわけです。

リュート:
(笑)クラ〜イんだ。今からは想像ができないけど。

ミミ:
私はすごーく、クライかったかもしれない。

リュート:
いくつぐらいのとき?

ミミ:
二十代くらいの時かなあ。

リュート:
それはお勤めを始めたくらい?
そこからだんだん落ちていく時期にハマっていく。

ミミ:
自分の意思に関係なく、高校行って、短大行って、就職して。
就職もとくにこれになりたいって就職したわけではなくて。
とりあえずうちの父親とかが、まじめに働いてたから、
私もまじめに働いたほうがいいのかなって就職して。
営業事務の仕事を七年しました。
そのときに、自分がガラガラと。

リュート:
崩れていく。

ミミ:
そうなんです。

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