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きらきらファーム:ミミ

9 コモンビート 2

リュート
人にコンプレックス? 人と付き合うのがダメってこと?

ミミ
そうそう、うん。人と付き合う…。そうだなあ。
ぶつかり合うことに恐れを感じてた。

リュート
あー!

ミミ
自分の意見を言うのが怖かった。

リュート
要するに、拒絶されるのが怖いってこと?

ミミ
そうですね…。
自分の意見を言ったらどう思われるんだろうっていう。

リュート
うんうん、相手からどう思われるか。

ミミ
そうそう。うん。

リュート
それってさ、最初の子供の頃、特に主張もしなかったからと思うんだけど、
反発されたりって経験もなかったわけだよね。

ミミ
そうですね。すべてが「いいよお」って。

リュート
周りも何となくそれを受け止めて。
すごい日本的な感じだよね。
みんな繋がりあってるんだけどっていう中でやってたのが…。

それってすごい大変革だよね。
ぶつかり合うことに恐れを感じているってことは、
ぶつかり合おうとしているわけでしょ?

ミミ
「これに対しては、あなたはどういう意見なの?」と必ず、
自分の中に持っていないと、それは持っているから、
自分たちの一人一人の個々の考えを出し合って、
尊重して作り上げていくんですよ。

ただ台本があるから歌って踊ればいいってものではなくて、
そこの与えられた仲間たち、出会った仲間たちの中で、
一つとして同じ時間がないっていうのかな。

その仲間たちと過ごす、作り上げていく、
過程がそのミュージカルであって、
見せることよりも自分たちが学んでいく、
人と人とで繋がってぶつかって勇気出して
ケンカして笑って泣いてという時間の中に絆が自然と生まれて、
繋がっていく。
それを発表する場だったりするんですよ。

そういうぶつかり合いが怖いんだなって。

リュート
それがわかってきた。

ミミ
はい。あ、避けてきたんだなって。

でも一人ではできないけど、
そのすごい舞台を作り上げることができた。
やっぱり人と人は意見を言いあわないと、通じるものも通じない。
仕事は嫌な思いをしても、やっぱり人間は感情があるから、
感情を伝えあって、そうしたら喜怒哀楽も出て、
ヤなこともハッピーに変えられるし、
辛いことも一緒に乗り越えられるから、喜びが待っている。

…ってことを、体感させてもらいましたね。

そんなコモンビートを過ごし、でも私の中では暗いんですよ。

リュート
その期間も?

ミミ
そうなんですよ〜。

リュート
そうなんだ。

ミミ
船帰ってきてから自分の中ではどうやって働いて、
何をして働いて行きたいのかって言うことを明確にできてなくて、
船を降りてからはコモンビートをやりながら
週に三日くらいとかアルバイト入れて、
ぼちぼち過ごしてたんですよ。

そのぼちぼちの時間をたらたら過ごしてたんですよ。
どうしたらいいのかわかんなくて。半分引きこもりですよ。

リュート
(笑)

ミミ
さわやかニートじゃないです(笑)。

リュート
さわやかニート、はやってるな(笑)。

ミミ
半分引きこもりです。

リュート
さらに、くら〜く落ち込んでたわけだ。

ミミ
そうです、わかんないんですよ。

リュート
その中で、一方ではコモンビートをやってたという。
だからものすごい振幅だよね。
行ってきて、へとへとになって帰ってきて、どんと落ちてって。

ミミ
そうですね。波がありますね。

もう人に会うだけで怖いっていうのが。そういう時期もあって。コモンビートでは…辛い思いもいっぱいしましたね。

リュート
…なんか、トレーニングみたいだねえ。

ミミ
えへへ。でもホントに続けてて良かったって思うのは、うん、その感動が待ってた。
これのために頑張ってこれたんだあって。

リュート
すごいご褒美って感じだよね。

ミミ
そうですね…。
いろんな人に支えられたからできたんだなって、思いますね。

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