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お言葉作家:名畑 雅彦

第2話 すべては一枚のポストカードから

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一樹:
そのような経緯があったんですね。
それから、大須の商店街で活動を始めたのが?

名畑さん:
1999年の12月かな。
書いて並べ始めたのが、2000年の夏ぐらい。

一樹:
それまでは、『言葉』を書くような経験はあったんですか?

名畑さん:
まったく無かったです。
「広告をしていました。」と言うと、
「だから書くことには慣れていたんだ」とよく言われるんですが、
営業をやっていたので、経験としては本当に無いですね。

一樹:
当時、商店街で出店して言葉を書き始めたときも、
今と変わらないポストカードだったんでしょうか?

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名畑さん:
そうです。

一樹:
まわりの反応はいかがでしたか?

名畑さん:
並べた一日目に買ってくれた人がいました。
それで、今でも続けてこれたというのがありますよね。

1日、2日と誰の反応も無かったら、
閉まっていたと思います。

一樹:
名畑さんの本を読ませていただきまして、
本の「はじめ書き」にも書かれていましたが、
今お話された、「最初にカードを買ってくれた方を今でもよく覚えています。」
と綴ってありましたね。

名畑さん:
そうそう。

一樹:
名畑さんにとって、その方はどういった印象だったんでしょうか?

名畑さん:
自分と同年代ぐらいの男の方で、
向かいに天津甘栗のお店があって、時々あるんですが、
お店に並ぶ暇つぶしで見ている方がよくいらっしゃるんです。

一樹:
なるほど。

名畑さん:
その後、見に来て下さって、
「何か気に入ったのがありましたか?」と聞くと、
返事が無いので、「そうだよなぁ・・・暇つぶしで見てるだけだよなぁ・・・」
と思って、こんなこと聞かなよかった・・・

って、自分で凹んだんです(笑)

そうしたら、「これ下さい。」
と言ってくれたんです。

一樹:
感動しますね!
当時は、広告屋さんのお仕事と
掛け持ちで活動を始めたんですか?

名畑さん:
その時はまだ、ギリギリしていましたね。

一樹:
そうなんですね。
それで、その男性が買ってくれた一枚のポストカードが
名畑さんの心に火を点けたんでしょうか?

名畑さん:
そうですね。
ひょっとしたら、こういうことを自分がやれって言われているのかなって、
ちょっと思いましたね。

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