
一樹:
その後、仕事を辞めて今の活動に関わっていったのは
どうしてでしょうか?
名畑さん:
というか、他にやることが無かったんです・・・
もうこれでやっていけ!って言われているぐらい、
これしかなかったんです。
一樹:
もうこれしかないということだったんですね。
名畑さん:
そうはいっても、収入は不安定ですし、
定期的な収入として無いわけですから、最初は広告の仕事から他の仕事を
探したこともあったんです。
それでも、ことごとく書に引き戻されるんですね。
一樹:
今、失礼ですがお幾つですか?
名畑さん:
56歳です。
一樹:
とても大きな決意を感じますね。
名畑さん:
いや、決意じゃないんです・・・。
ところてんみたいなもので、
押し出されてここまで来たんです。
ありがちなんだけど、
「自分でこういう風に決めて、今こうある」では全然無いんです。
今思えば、自分が色々考えて一生懸命行動して、
結果として「自分はこうなりたかったんだな」っていう結果として
振り返ってみたときに、そういう風になるんだなって思いましたね。
いわゆる、成功者みたいなサクセスストーリーなんて何も無いですね。
逆に言うと、そういう人の方が多いんじゃないかと思うね。
ただ、自分は今楽しくてやっているんだけれども、
もし、そういう事をしたくてやっていない人との違いと言ったら、
一歩を踏み出したかどうかだけの差だと思うんですよね。
「駄目になったらどうしよう」という事さえ考える余裕が無かったんですよね。
一樹:
現実的なこともありますしね。
名畑さん:
そうそう。
それで、自宅で作品作りをして、
土日に色んな所へ出店して並べて販売していたんだけど
その段階では売れるかどうかも全然分からないままに、
書きながら「俺はなにをやっているんだろうな・・・、大丈夫かな・・・」
と、そんな事を考えながらずっと葛藤が続いたよね。
一樹:
そのような経験を何度もされてきて、
今目の前にあるこの本が出版されるまで経緯は何があったんでしょうか?
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