
にこ蔵さん:
さっきもお話したのですが、
制作中に邪魔が入らなかったことが大きかったと思います。
ありがたいことに、1日12時間くらい描かせてもらったりしていました。
あとは、ぜんきゅうさんに絵を褒めていただいた。
これも大きかったです。
アンパンマンしか描けなくて、自信がなかったのに
自分が描いたものを褒めてもらえる、
そういう環境に守られていたのですね。
それまで自分が得意な分野で褒められるということはあっても
苦手な分野で褒められるなんてことはなかった。
一樹:
そういう経験は、「ダメな自分を認める」ということにも繋がったのかな…。
にこ蔵:
今になって、そう思えますね。僕は休みになると制作にこもります。
1日中、部屋中に廃紙なんかを並べて絵を描いていると
時々、かみさんがやってきて
「すごーい。ぜんきゅさんみたーい。」って言ってくれます。
本当にそう思ってくれてるいのかな?
と疑ってしまうこともあるのですが
人に認めてもらえる、これは嬉しいことです。
一樹:
僕は路上に出て、そこで出会った人に詩やメッセージを書いていますが
やっぱり最初の頃は、不安で自信がないわけです。
どんな人が買ってくれるのだろう。
どんなメッセージを書けばいいのだろう。
そんなことばかり考えていたと思います。
それでも色々なお客さんに出会って、言葉を書かせていただいて
笑顔になってくれたり、喜んでくれたりすると単純に嬉しいわけです。
自信にもつながる。僕自身が活動を続けられたのは
そうやって、周囲の人がだんだん認めてくれるように
なったからかなと思います。
人に認めてもらう、これは意欲につながりますよね。
にこ蔵さん:
僕が描くのを始めて3、4ヶ月くらい経ったときだと思いますが
後輩が、後輩の知り合いの人にぼくを紹介してくれました。
その方は学習塾をされるかたわら、
心理学のカウンセラーもされていて
僕のポストカードを欲しいといってくださったのです。
カウンセリングをしてもらいにきたお客さんが
癒されるようなものが欲しいので1度お話をしてみませんかと。
実際にお会いして、作品を見せると
「これだったらすぐに使いたい」と言ってくださいました。
本音を言えば、その頃には、
ぜんきゅうさんの真似をしてただ描いているだけで
自分の作品が人に役に立つなんて思ってもみなかったのですが…
一樹:
なるほど。
つまり人に必要とされている
求められているということがわかったのですね。
にこ蔵さん:
その通りです。もう嬉しくてたまりませんでしたね。
それから連絡を取り合い、後日10枚の作品を持っていきました。
あとから、お客さんから励ましのお手紙をいただいたりしたのですが
「すごく、癒されて、生きていく勇気をもらいました」なんて
書いてあるわけです。それは今でも大事に取ってありますね。
その後、岐阜県恵那市で個展を開く機会があったのですが
そこに出品した作品に出てくる言葉に
「辛かったね、苦しかったね。
誰にも言えず、どうしていいかわからず、1人でよく頑張ったね。
ずっと君の事見ていたよ。君の一生懸命をすべて知っているよ。
大丈夫、1人じゃないよ、いつも僕たちが応援しているから」
というものがあるのですが、それを書いている時に
書いている自分も救われたし、それを見て、癒されたと言って
泣いてくれる人もいたくらいで…。
一樹:
自分が作品を作って、自分自身が癒される。
お客さんに感動してもらえて、それが意欲につながる。
活動が循環しているわけですね。
にこ蔵さん:
それは面白い捉え方だと思います。また、こんなこともありました。
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野菜の命キラキラ♪
コーヒーが主役のCafe
心も身体も癒される場所
フェアトレードのお店
にこ蔵さんの後輩で、塾に紹介したのは僕です。
仕事以外にも大変お世話になっています。とても癒される作品です。頑張ってください。
Posted by わきさん | 6 月 6, 2009, 23:22:35