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スタートランプ:水谷 昇

第2話 マジック業界のギャップ

026

一樹:
実際に、マジックの世界に入ってみて、
自分で思い描いてみたこととのギャップは何かありました?

昇さん:
そうですね、本当に古い業界なんですよね。
言い方は悪いかもしれませんが、『ダサい』という印象がありました。

あるマジックの協会に所属をすると『マジシャン』と名乗れるんです。
ただ、Mrマリックさんはその協会に入っていないんですよ。

一樹:
へ~!!

昇さん:
それでも、一応マジシャンなので
マジシャンとしての線引きが曖昧なんですね。

だから、お金をもらっていたらみんなマジシャンなのかなと思いますね。

一樹:
仕事としてですね。

昇さん:
だから、ダサいんですね・・・。
協会主催のマジックショーのパンフレットなんて、
衝撃的なダサさなんですよ(笑)

一樹:
そんなに!?(笑)

昇さん:
あとは、マジシャンの年齢層が高いんですね。
御爺ちゃん・お婆ちゃんがメインなので。

一樹:
お年寄りのマジシャンって、
良く見ますよね。

昇さん:
そうなんです。

一樹:
昇さんの25歳という若さでここまで活発に動いている
マジシャンというのはとても貴重なんですね。

昇さん:
貴重な存在だと勝手に思い込んでおりまして。

一樹:
でも、見たことないですもんね。
ジャグリングの世界は若い方はよく見ますけれど、
昇さんみたいなタイプは僕も生まれて初めて会いました。

昇さん:
マジシャンで飯を食べている人は、数少ないかと思いますね。

僕は逆なんですよね。
普通は技術を覚えてから仕事がくるじゃないですか。

僕は、技術はまだまだそこまで無いんですね。
でも仕事はあるんですね。

なので、パフォーマンス性では自信があります。

一樹:
そうなんですよね。
昇さんの印象は、パフォーマンス性もそうなんですが、
人やお客さんとのコミュニケーション作りに長けているなぁ
という印象があるんです。

だから、元々身に付いていた才能なのか、
それとも今のマジシャン業界を見て、
「このままじゃいけない!!」と自分で変えていきたいという想いから、
「パフォーマンス性のあるマジシャンになりたい!」
と思って身に付けたものなのか。

昇さん:
以前は、全然社交的でもなく、
ましてや株で生活していたような人間だったので、
コミュニケーション能力なんてなかったですね。

それで、たまたまマジックをすると皆さんが僕に声をかけてくれるので、
繰り返しているうちに自然と身に付いたんだと思います。

マジックをすることで、会話の糸口になるという感じですね。

一樹:
マジックがコミュニケーションツールになっているわけですね。

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