一樹:
元々、吉村医院に行かれるまでは何年位、
助産婦を経験されていたのですか?
岡野さん:
吉村医院に行くまでは24年位ですね。
一樹:
プロフィールにも書かれていたのですが、
吉村先生の講演をお聞きして、
岡野さんの中でどんな変化が起きたのですか?
岡野さん:
先生の言っている事は殆んど納得できたんですね。
例えば工業化社会になって
楽で便利な生活をするようになって、
人間は駄目になったとか。
会場もピカピカの電気がついていたら
「こんなのは良くないんだ」って(笑)
言われた事は「あぁそうなんだ!」って
抵抗無く私の心に入ったんですよね。
でも、ただ一つ「死ぬものは死ぬんだ」って言われた事だけは
「えっ!?」って思ったんです。
私もまだ現代の医療の中で毒されていたから
「死ぬものを助けるのが現代じゃないの?」って思って。
だから「死ぬものは死ぬんだ」っていう言葉だけが
「なにかおかしい!」と思いましたね。
一樹:
はい。
岡野さん:
それで講演が終わった時に先生が「みなさん見学にいらっしゃい、
いらっしゃい」と言われて、すぐに行ってみようと思いました。
私は普段から好奇心が旺盛で、自分が気になる事だったらどこでも動く。
でも嫌なことは全然動かない(笑)
一樹:
アッハッハッハ(笑)
岡野さん:
ちゃんと自分自身が分かっているでしょう(笑)
一樹:
興味がある事だけですね(笑)
岡野さん:
そうそうそうそう(笑)
この「死ぬものは死ぬ」っていうのはどういう事なのか、
ちょっと先生の所に行ってお産を見てみたいなあと思いました。
それがきっかけだったんですね。
一樹:
なるほど!
岡野さん:
その時は大阪で仕事をしていたので、まぁ一回見学に行って
「出来ればお産を見せてもらおう」と思っていたんですね。
吉村先生の言う「死ぬものは死ぬ」っていうのは
どういうお産なのか見せてもらおうと思って行ったんですけど、
その時はたまたまお産が無かったんですよね。
一樹:
はい。
岡野さん:
いつも一泊で行かせてもらうというパターンだったんです。
だから大阪の勤務の休みを使って、
不定期に行かせてもらっていたんですね。
でも、行く度行く度にお産が無かったんですよ。
それで、その当時は先生もまだお若かったので、
いつも古屋の囲炉裏で火を燃やして、酒盛りをして、
お話をしてくれるというパターンを繰り返していたわけですよね。
一樹:
ええ。
岡野さん:
2年近く不定期に通わせてもらったけど、
その時はお産がなかったので、お産を見るためには
働かせてもらうしかないなぁと思ったんです。
いつも一泊泊めてもらって朝方帰るというパターンだったんですけど、
とりあえず一年間だけ働かせてもらおうと思いました。
一樹:
そうなんですか。
岡野さん:
そうなんです。
私には主人がいるんですが、
今まで何回か単身赴任で仕事をしていました。
だから、「吉村医院に行きたい」と言っても
多分大丈夫だろうなぁと思いましたが、
でもちょっと言うのに勇気がいりましたね(笑)
一樹:
アッハッハッハ(笑)
岡野さん:
まぁとりあえず主人には言っておかないといけないから。
「自然分娩の一人者の吉村先生という先生がいて、歳もいっているから
先生が元気なうちに先生の所で学びたい!一年間だけ行かせて欲しい!」
って言ったら、「それは行ったらいい」って言ってもらえたんですね。
有り難いですね。
それで一年間だけ行くつもりだったんですけど、
行ってみたら毎日が感動の連続でしたね。
一樹:
へぇ~。
岡野さん:
命の不思議な力をすごく見せてもらったっていうか。
今までの病院ではほとんど感じて無かった事をすごく感じれて、
だから一年では終わらなくてズルズル、5年近くいたんですよね。
そんないきさつがあったんですね~。
きらきら塾の中では出てこなかった話もあるから、
対談はこれまた楽しいよね♪
Posted by さや | 11 月 9, 2008, 22:30:32