一樹:
先程、お聞きしたんですが、初めて吉村医院に入った時に、
今までのお産を科学現象として捉えていた事に気づいたと。
それは具体的に吉村医院に入ってどんな場面を見て感じたのか、
もしよろしければエピソードを聞かせてください。
岡野さん:
例えば、予定日が超過すると胎盤機能が低下するので、
早く産まないといけないということで、
ドクターの指示で陣痛誘発剤をよく使っていましたね。
一樹:
はい。
岡野さん:
その時は、その事にあんまり疑問を持って無いんですよね。
だから科学的に教えられた通りに「あぁ、そうだ!そうだ!」って、
お母さんと赤ちゃんの安全の為には、
「あぁ、やっぱりそうしないといけないんだなぁ」って。
何の疑問も無かったんです(笑)
でも吉村医院に行ったら、
二週間遅れてもずっと先生が根気よく待っておられる。
そういうのを見ると「あぁ、命っていうのは科学のデータで
教えられていたのと全然違うんだ!」と思いましたね。
極端に言うと、2,000グラム位の赤ちゃんでも
元気に産まれてきてお母さんと片時も離れなかったりとか、
そういうのを見ていると病院では考えられ無いですよね。
赤ちゃんの生命力にいつも感動しています。
一樹:
あぁ。
本当に人の持つありのままの自然な流れっていうんですか、
産む事も自然だからそこに科学というものを一切植えつけ無いっていう、
そういう考え方にやっぱり惹かれた部分があったんですね。
岡野さん:
そうですね。
やっぱり吉村先生が言う様に、現代は楽で便利な生活をしているから、
人間が本来持っている、高度で緻密なメカニズムが眠ってしまっている
体になっているんでしょうね。
だから吉村先生流のものを、そのまま他所の病院のお産のところに持っていくと、
絶対危険だと思うんですよね。
だから、吉村先生は妊娠中の生き方、過ごし方を妊婦さんお一人お一人に
一時間ぐらいかけて伝えていると思うんですね。
一樹:
なるほど。
すごく丁寧ですね。
岡野さん:
お産ていうものは死を含んでいるっていうか…。
「死を覚悟しなさい」っていう事を、
一人一人の妊婦さんに言っていますね。
でも、病院が「死を覚悟させる」なんて言ったら
それこそとんでもない事なのに・・・。
それで妊婦さんが逃げていくわけでも無く、
先生がいのちをかけて話しておられる情熱で、
妊婦さんは迫力負けですね(笑)
みんな「あぁ、そうなんだ!」って
覚悟ができるようです。
先生がよく言っていますが、
「死を覚悟するから、生が輝くんだ!」と。
妊婦さんを見ていて、
本当にそうだなぁと思います。
だけど、やはり一般的な病院ではお産で死を覚悟させるなんて
とんでもないことですよね。
病院は安全第一で、管理して産ませるっていう
感じが強いですよね。
一樹:
管理・・・。
岡野さん:
そうです。
管理されているから「その人らしさ」が全く出せない。
病院のシステムに入れられてしまうから、自由じゃないんですよね。
だから、お産が辛いだけになってしまうんですね。
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