岡野さん:
先生は、一人ひとりのお産にいのちをかけているので、
自由な時間っていうのが本当にないですね。
24時間、365日働きづめです。
一樹:
うんうん。
岡野さん:
だけど、その事があって私たちが生き生き仕事ができたり、
産む人が「生き生きできているんだなぁ」ってすごく思いますね。
一樹:
はぁ~、すごいですね。
岡野さん:
ウッフッフッフッフ(笑)
そうなんです。
だから吉村先生はすごいんです!本当に!
一樹:
そうなんですかぁ!
本当にお母さん一人ひとりがあの場所でお産する事で
自分が癒されて、自分が許されていく感じですね。
岡野さん:
そうそう、そうなんです
一樹:
だからこれから子育てする時に自信を持って、
次へのスタートをきれますよね。
岡野さん:
そう。
自信を持つんです!
自信を持つし、命を懸けて産んだという事は、
その子を「命を懸けて守っていこう」っていう事になるんですよ。
一樹:
そっかぁ!
岡野さん:
だからすごい絆が深まると思います。
それは、慈悲と思いやりの心が育つと思いますね。
それはすごい事だと思います。
一樹:
はい。
岡野さん:
だから命を懸けて産むっていう事は、
「自分が死んでもこの子を産みたい」っていう事の覚悟ですよね。
一樹:
そうですよね。
岡野さん:
それは、産まれてくる赤ちゃんのいのち全てを肯定する
ということになると思うんです。
一樹:
ほぉ~、肯定出産。
岡野さん:
そうです。
お母さんがいのちをかけて産むという覚悟は、
赤ちゃんに届いています。
胎内から自分のいのちを肯定されている赤ちゃんの生命力は、
強くなると思いますよ。
一樹:
はい。
岡野さん:
自分が愛されている事を知っているから。
それから産まれてきてからも片時も離れないで
自分の本能の欲求を全部お母さんが傍で満たしてくれる。
一樹:
ほぉ~。
岡野さん:
その事を日々してもらっているから、
赤ちゃん自身はすごく満足するし、
安心するし、傍にいる人を信頼していく。
人を信頼する一番の原点は母子関係だと思うんですよね。
一樹:
僕もそう思います。
岡野さん:
吉村医院で、昼も夜もお母さんと赤ちゃんに
寄り添っているという実践を通して学びましたね。
一樹:
へぇ~。
岡野さん:
だから本来女性は産む力を持っているし、
赤ちゃんも生まれてくる力を持っている。
それを最大限に引き出すのが、吉村先生が命を懸けて
やっている事なんだなぁと思うんですよね。
先生は妊婦さんの生命力を引き出して、
お産はとことん見守って待つということをされているので、
他の産科医からすると危険だと思われることもあると思います。
でも、危険だからといって安易に医療介入するお産は、
お母さんや赤ちゃんにとってストレスが強くなりますから、
反対に異常が増えるということも現実にありますね。
一樹:
なるほど。
岡野さん:
だからお産がとっても辛いものになったり、
母子分離をされて、お母さんも赤ちゃんもとっても辛くて淋しい思いを
している人がたくさんいますね。
中には母子分離する事によって、「すごい楽だった」っていうお母さんもいます。
それは、赤ちゃん側から見ると心が痛みますね・・・。
一樹:
どうしても人っていうのは、「死」とか暗いところに恐れを感じて
目をそむけたくなりますよね。
岡野さん:
そうですよね。
一樹:
でも星が暗いところでないと輝けない様に、本当に暗い部分、
「死」というものを受止められた時に、
そこから「生」というものが光輝いていくんですね。
岡野さん:
そうですね。
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