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夢を応援する男:千田 利幸

6 ネクシィーズとの出会い

一樹:
それから、色々な仕事を経験されて、
独立までたどり着いた訳ですよね。

そこまでは、今みたいなメンタリティではなかったと
おしゃっていましが、その後はどういう経験を重ねてきて、
今のような考え方に至ったのですか?

千ちゃん:
その時、そう思ったかどうかは永遠になぞだけど、
あくまでも今の自分の心理状態で過去を見た時に、
そう思うということで言えば、

今、44歳という目線でどう思うかというと、
多分、最初に独立した携帯電話の
会社がネクシィーズの代理店契約だったので、
社長の近藤太香巳さんがあのシステムを作って一躍有名になって、
仲間に騙されてどん底に落ちて秘書と2人になった時に彼と初めて会ったのよ。

渋谷のすごい小さな部屋でさ。
でも、社長に会って食事をしたり、
泊まり込んで色々教えてもらっているうちに、
「あーこの人すごいな」って思って。

何を見て「すごいな」って思ったかというと、
環境がどうとかお金が『有る無い』
ってことで動いてるいるのじゃなくて。

やりたい事をファミレスみたいなところで店員に向かっても、
「こんな風にこんなことができたらすごいと思わん?」
と、色んなところで話したりするのよ。

一樹:
凄いですね!
中々できることじゃないですよね・・・。

千ちゃん:
相手が上場企業の社長であろうが、牛丼屋の店員であろうが、
誰に対しても同じように接している姿が僕の中にはあって。

やりたい事を人に語ってイキイキして、
だから賛同者とかブレーンがいっぱい居た。

現状はダメなんだけど、その1年半とか2年付き合ってる間に
色んなことが起きて。

「すごい人だなぁ」と思っていたんだけど、
今みたいになるとは全然思わなかった。

その時に、「そういう風になったらすごいな」と思ったり、
語ったりする事って、凄くいい事なんだって思ったね。

僕は『働いていくら、何かを売っていくら』とか、
そういう方程式の中で生きていたので、
『こんなことをしたらこんな価値が生み出されて』
っていう思考回路で生きてなかった。

それが一番最初かな。

一樹:
とても大きな価値観の変化ですね。

千ちゃん:
だけど、ソフト開発にお金を使ったり、資金繰りとか設立費用。
代理店契約のお金、色んなことにお金使って。

結局気づいたら1億借金があった・・・。
その時は当然チャンスだとは思わなかったし。

月々の返済や、借りている会社も1社なら楽だけど、
10社も20社も借りてるところがあるわけさ。

当然、何のために生きてるなんて考える余裕も無いよね。

一樹:
はい。

千ちゃん:
そんな状況の中で、「おれ、何してるんだろ」とか
「こんなダメに生まれきたのか・・・」 とか、色々思ったよ。

そこに逃げ込むことはしなかったんだけど、
半年くらいは引きこもり状態・・・。

外にもほとんどでなかった。

一樹:
そんな経緯があったんですね・・・。

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