// you’re reading...

せんねん村:中澤 明子

5 奇跡のエピソード(その3)

中澤さん:
そういう風に変わってきたとは言うものの、
何とかだましだまし使えたのは
少しずつ余裕を持っておいたから。
老健でもそう。

余裕を全部持っておいたもんだから、
その後あまりお金をかけずにやっていられる。
そういう経験を積んでいるからこそなんです。

でも坪83万円じゃあ高すぎますよねって言ったら、
「今出てくるのはみんなこの程度ですよ」って。

「そうですか。やっぱりこのぐらいで作らないとしょうがないのかなぁ。」
だけど建築費で13億円越して、
それで医療設備等を入れると15億円のプロジェクト…。

一樹:
す、凄い額ですね・・・。

中澤さん:
私はこれで死ぬ人間だけど、息子に全部背負わせるのもねぇ…。
借金するのはいいけれど、やっぱり限度というものがある。

それも納得できる金額ならいいけれど、
なんとなく納得できなかったんですよ。

一樹:
なるほど。

中澤さん:
設計事務所の方は、「実施設計に入りましょう。」
って言うんだけど、「ちょっと待って」って私は言ったの。

その医療施設近代化センターに行ったら、
何故かその対応してくださったそこの一番の実力者。

最初はどっかの怖い人だなぁみたいな感じだったんですけど、
何故だか知らないけど私のことを気に入ってくださって。

「やりましょう、中澤さん」って言うんですね。
「あぁ、これだったら8億円で出来るよ」って。

「えっ!?そんな金額でできるんですか?」

「できます。できますじゃない、やりましょう。」って。

それから「直に現地を見に行きます」って
言って見にきて下さったんですよ。

まぁ、もちろんこちらもね、
東京までしょっちゅう行ってられないので、
最初から簡単な図面を持って行ったの。

それまでの議事録も全部ビシーっと作ってあるんだけど、
その間図面もどんどん変わっているわけです。

その変化している図面も全部ファイルして届けさせて、
向こうもさっと目を通して、現地を見にきて下さった。

それでまた「やりましょう」っておっしゃって下さって。

一樹:
へ~!!

中澤さん:
実はその辺のやりとりをしてる間にまた空き病床数が出たから、
「中澤さん、良かったら出しませんか」
って地元の医師会の会長さんから言われたんですよね。

医師会の事務局から連絡があったの。

前回、41ベットの許可が下りた時には、
「これ出したら当面、次のは無しだからね」みたいな事を言われてたんですよ。

だからもうダメだと思っていたんですよ。
多少空きが出たなってことは知っていたけれど。33出たのかな。

「うちは出せないのよねえ」って思っていたの。
そうしたら、「医師会長から連絡がありました」
って言って私のところにすぐ連絡があったんで。

「えぇ?前言われたと随分違うね」って。
まぁ、どんな様子かよく分からないから、
「医師会長に直接電話してみるわ」って。

それで電話したら、お忙しいのに電話口に出て下さって。

「あのお、出させていただいていいんですか?」って聞いたら
「僕はいいと思いますよ」って、OK頂いたの。

一樹:
はぁ~。
すごい。

中澤さん:
これはねぇ、本当に自分達の努力ではどうしようもない
ところが全部そういう風になっている。

一樹:
本当に何かのサポートがあって。

中澤さん:
そう!

« 4 奇跡のエピソード(その2) | Category: せんねん村:中澤 明子 | 6 個室にこだわった訳とは »

ディスカッション

No comments for “5 奇跡のエピソード(その3)”

コメント投稿

一樹のメールマガジン

毎週月曜日の週に1回、【言葉は命を輝かす】メルマガを配信! 一樹がひらめいた詩の紹介や活動情報満載です。ぜひご登録ください。

button.gif

登場人物(バックナンバー)

  • カテゴリーなし

応援SHOP

伊藤一樹とご縁のあるお店をご紹介♪ グッズの販売協力・言葉のプロデュースをさせていただいています。

歌舞氣魂 かくらや_w1t84152 ヘルシー工房 東風谷