一樹:
現在、大体何名位のおじいちゃん、
おばあちゃんがここにはいらっしゃるんですか?
中澤さん:
ここはですねぇ、特養とショートステイを含めて100名。
それから毎日通って来られる方が30名、
高齢者アパートみたいな住宅部分、
ケアハウスが15名だから145名ですね。
一樹:
ほぉ~。
中澤さん:
毎日30名程通って下さっているから、
登録されている人数はもっとすごい人数ですし。
あとグループホームが合計で27名、
それからショートステイが20名、
小さなデイサービスが10名分ありますからね。
一樹:
すごい数ですね。
中澤さん:
うん、すごい数ですね。
一樹:
僕、前回お会いした時に中澤さんから
「自分がここの施設に将来的に入るんだ」
という想いを大事にされて、
この「せんねん村」を運営しているというお話を聞いた時に、
物凄く感動したんですけど。
中澤さん:
そりゃそうですよ。
それはね、自分自身も当然のことだし、
それから職員にとってもそう。
やっぱり仕事のやりがいだとか、
それは常に職員に問いかけていかないとね。
「あなたは自分の親や、うんと若い子だとね、自分のおじいちゃん、
おばあちゃんをこのせんねん村に入れてもいいと思っていますか?
いいと思えるような仕事をしていますか?」
っていう事は常にやっぱり問いかけますよね。
そりゃ、中にはひどいケアをしているところがあるって聞きますけどね。
愛知県内ではね、まだ80%以上の施設が「拘束」って言って縛ったり、
睡眠薬を投与したりね。
一樹:
はぁ~、そうですか!?
中澤さん:
う~ん。
やっているんですね、なんらかの形でね。
しょっちゅう縛って無いにしても、
例えば夜間人手が少ない時は縛るとかね。
一樹:
・・・。
中澤さん:
それから点滴や何かの時に縛る。
あるいは経管栄養の管抜いちゃうからミトンはめるとか、
オムツを外すからって言ってつなぎというね、
後ろにチャックのついている前から開けられないものを着せたりして。
酷いのは後ろに鍵が付いているような、そういう拘束着ですよね。
それは、今は使わなくなったと思いますが、
それでも何らかの拘束が行われています。
一樹:
はぁ~、監獄みたいですね。
中澤さん:
う~ん、そういう事を当たり前としてやってきたところがあるんですよね。
それでやっぱりまだまだねぇ、工夫して無いところが多い。
私に言わせれば不勉強の一言なんですけれどね。
こういうもんだ、って決めつけちゃう。
年寄りってこういうもんだ、
認知症の人ってこういうもんだって決めつけちゃう。
一樹:
ええ。
中澤さん:
だからその辺の事をきちんと勉強してね、
認知症の方が落ち着かないのは、
結局自分達のケアが悪いんだって事が良く分かった。
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