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せんねん村:中澤 明子

15 中澤さんにとっての命の輝きとは

一樹:
そろそろお時間の方も迫ってきました。
最近、一番最後に聞いてる質問があるんですけど。

中澤さん:
怖いなぁ(笑)

一樹:
(笑)

中澤さん:
(笑)

一樹:
僕たちも、きらきら塾という場で
キラキラ生きるということをテーマに活動しています。

このきららの里(せんねん村)でも「あなたの命が輝きますように」という事で、
僕たちと同じこのコンセプトなんです。

中澤さん:
あぁ、一緒だね!

一樹:
えぇ、このネットフリーペーパーのPeacefulも、
きらきら塾もこの想いを持って活動しているんですが、
中澤さんにとっての『命の輝きの源』とは?

中澤さんがここまで色んな活動ができるそのパワーの源とはなんですか?

中澤さん:
う~ん、この仕事が天命だと思えるからでしょうね。

一樹:
なるほど!

中澤さん:
うん、私はこの仕事をする為に生まれてきたんだ
っていう事を信じられるからでしょうね。

一樹:
あぁ、自分で自分を信じることができるから。

中澤さん:
うん。
そうで無ければね、
これだけ愛知県第1号の老健が作れたとか、
そういうものに巡り合っていかないですよね。

それと、まぁ一番原点ていうのは、満州で生まれて、
それで終戦後こちらへ引き揚げてきたんですけど。

私の家族4人が全員無事であったということ。
こういう不思議な幸運に恵まれているし、
親が必死になって「この子をとにかく日本の土を踏ませずして殺すことがあってはならない」
と言って、本当に自分の身を犠牲にするようにしながらね。

でも不思議なものでね、もう2歳になってた私で、
もちろん乳離れをしているわけだけど、
この子を痩せさせちゃいけないという事で、
お乳を飲ませるようにしたら、またお乳が出たそうですよ。

一樹:
そうですか・・・。

中澤さん:
うん、そういう話を聞いてきましたしね。
それで父親と歳の離れた兄とに可愛がられて、
本当にそういう意味では恵まれてすくすくと育ったかなぁという風に思うんです。

そうやって帰ってこれた幸運。

一樹:
はい。

中澤さん:
これはやっぱり生命力ももちろんあるでしょうし。
例えば数学者の藤原正彦さんなんかも、満州からの引き上げで、
途中でそれこそ半分死にかかったそうですよ。

母親の藤原ていさんの背中で息が止まっていたような、
そんな状態だったらしいですけれど。
私たちは、それほどのひどい経験もせずにこちらへ戻ってきたようです。

それと、なにかあった時のとっさの判断。

父親は戦地にいましたから、母親が私と二人で留守番していて、
兄は遠く離れたところの軍医学校に行ってたんだけど、
疎開しなければいけないと通達があったときの、母親のとっさの判断。

これがやっぱりすごかったんだろうなと思うし。
気丈な母親でもありましたけれどね。

その血を受け継いでいるっていうようなものは常に思うし。
それにこの田舎で十分なまだ教育も受けられないような、
そういう家庭に育った父親だったんだけれども、
すごく努力家で勉強して、
日本でもまだまだ数が少ない飛行機乗りになったという。

こういう父親の血も半分は引いているしっていう。
こういうものはどっかに一つのね、DNAとしてあるでしょうしね。

そうやって帰ってきて、残留孤児だとかなんだとかを見ると、
私と同じくらいの歳の人なんですよね、ちょうどね。

そういうことを思うと、こうして帰ってきた人間として、
何かきちんとやっていかないといけないなと思うし。

たまたま巡り合ったのがこういう仕事であって。

専業主婦の時もあったんですけどね、
専業主婦の時は決してハッピーな気持ちは無かったですね。

一樹:
へぇ~。

中澤さん:
ええ。
やっぱり仕事をするようになって、
それこそ自分で生き生きと本領発揮みたいになって。

だから家庭もあって、それでこういう仕事もあってっていうことで、
それで余計楽しいんでしょうね。

仕事だけじゃ、面白く無いと思うし。
まぁもっとも今は「仕事しかありません!」って言ってますけどね(笑)

一樹:
(笑)

中澤さん:
(笑)
本当にもう仕事ばっかりで。

でも仕事が楽しいから、だから苦にはならない。
忙しくてもね。

一方で、色んな事を勉強していくともっともっと追求したくなるもんだから、
色んなところに頭をつっこんで行ったりして、
そうするとまた巡り合いがあって。

だから声をかけられたら、時間の都合がつく限りは
断らないようにしているんですよね。

一樹:
そうなんですか。

中澤さん:
そうすると必ずまたどっかで良い巡り合いがある。

だからまぁ暴れまくってますよね。
ウッフッフ(笑)

一樹:
(笑)

中澤さん:
色んなところで(笑)

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