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せんねん村:中澤 明子

最終話:16 体は心と常に一緒

一樹:
守りという姿勢では無くて、常に動いていく。
一歩一歩動いていく感じですね。

中澤さん:
もちろんね、こういうところを守るっていうのは、
規模の拡大もある程度やっていかないと、
結局は守れなくなってくるんですよ。

一樹:
あぁ、なるほど。

中澤さん:
それでいて、質をきちっと上げていかないと、
結局根底を揺るがしますから。

そういう意味で「守勢」っていう言葉があるけれど、
攻めるというのは、質を上げるために攻めなきゃならない、
新しいことに挑戦しないと質は上げられないし。

やっぱり人間て新しいことってあまり挑戦せずに、
特に現場の人たちっていうのは今やっている自分たちのことが
「正しいんだ!」と信じているわけですよ。

一樹:
はい。

中澤さん:
まぁ、そう思ってなければやれないわけだけど。
だけど福祉用具なんてどんどん良いものが開発されている。

そうこうしていると良い先生と巡り会ってね、
「あぁこういうもの入れなきゃね」って。

私のことだから、ちょっとだれかモデルになってくれる人?
はいっ!とか言って、最初に出ていって、
「要介護5になってくれ」って言われて、
「要介護5ってどんなんや???」みたいな感じでやるんだけども(笑)

一樹:
(笑)

中澤さん:
(笑)
でもそうやって体感すると、よくわかる。
やっぱりね、理屈じゃダメなんですよ。

一樹:
そうですよね。

中澤さん:
そうやってもらいながら「、あっ!せんねん村の職員教育でここが抜けてるぞ」
ってそこで気がつく。

「あぁ、これが抜けてた。これだわ!」
「うん、ちょっと課題チェック表もう一度見ようよ。」

「あぁそうか!あの時にね、私現場で見てて違和感を感じながら、
何かわかんないなぁと思ってたけど、これだったんだ」
ってその時に気がつくとかね。

一樹:
ここのキーワードで「体感する」っていうのも含まれてますよね。

中澤さん:
あぁ、そうそうそうそうそう。
やっぱり体っていうのは、心と常に一緒でしょ。
知とはまた別で、感じるっていう部分。

一樹:
ええ。

中澤さん:
これはそれこそ五感ていうくらいでね、触感から、味覚から全て。
味覚だけでなくて、舌触りから何から全部やっぱり体感ですよね。

これを子どもたちにも研ぎ澄ませてもらいたいなと思うんですよ。
子どもって美味しいものとそうでないものって良く知ってますよ。

だから本物の味を子どもに味あわせておかなくちゃいけないんですよ。
ジャンクフードばっかりじゃなくてね。

一樹:
そうですね。

中澤さん:
そう思ってます。
だから、手をかけた料理じゃ無くてもいいけど、
だしはきちんとひいてね。

昆布としいたけとで。
昆布としいたけなんてお水に入れて、
それこそ夏なら冷蔵庫にでもちょっと入れておいて、
時間をおけばそれなりに出るから。

それを煮たたせて鰹節を放り込んでやればいいわけだし。

一樹:
うんうん。

中澤さん:
そうやって作って、冷凍でもしとけばまたすぐ使えるわけだしね。
こういうような事をやれば、
新鮮なお野菜があってイワシでもあればそれで十分でしょ。

一樹:
うんうん。

中澤さん:
私なんか自分がイワシが好きだから(笑)
(笑)

一樹:
(笑)

中澤さん:
イワシってすぐ買ってきちゃう(笑)

一樹:
(笑)

中澤さん:
だって安くてね、体によくてね、
骨まで食べられて(笑)

一樹:
(笑)

中澤さん:
で、残ったご飯にはゴマを混ぜてね、
パパッとおにぎりにしておけば、また簡単にね。

焼おにぎりにもできるし、
電子レンジでチンすればそのまま
ご飯で食べたっていいわけだしね。

確かにね、料亭の御馳走ではないにしてもね、
こういう事をしておけば、体には十分だねって。

一樹:
うんうんうんうん。

中澤さん:
まぁ今はどちらかといえば、
食べすぎですからね、みんなね。

一樹:
そうそう。

中澤さん:
野菜はいくら食べてもいいけどね。

牛肉なんて自分があんまり好きじゃないから散々言うんだけどね。
1㌔の肉を取る為にものすごい飼料がいるんでしょ、水にしろ、飼料にしろ。

一樹:
そうですね。

中澤さん:
あんなね、地球に悪い食料は無いですよねぇ。

一樹:
化学物質とか、色んなものが含まれてますよね。

中澤さん:
ほんとねぇ。
でも、ほんとに土を大事にしないとね。
身土不二っていう言葉があるくらいで。

一樹:
そうですね。
あ!そろそろお時間が・・・。

今日は長い間ありがとうございました。

中澤さん:
いえいえどういたしまして。
楽しかったです。
日頃は一人で無口でやってますんで(笑)

一樹:
貴重なお話ありがとうございました。

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