杉ちゃん:
売っとるかわからんけど、
「陶器祭りで買ったわ〜、懐かしいねぇ」
「お前これで人殴ったんか?」
「いや殴ってない」
「そうか、同じやな。人は殴ったらあかんで。
これはな、かっこつけてファッションならまぁええわ、
百歩譲って・・。絶対、人は殴るなよ!
それこそな、最初に先生言ってたのと同じや、
先公の言うこと聞かんくて人生狂うのと同じ、
人を殴ったらお前の人生ものすごく狂うで!
だからやめよう」て言ったら、
「そやな」って言ってまたそこで留めるわけよ。
それからね、彼とそういう関わり合いになって
「俺もめちゃめちゃワルやった」っていう繋がりができるわけよ。
すごいパイプで、同じ目線に立ったわけ。
そうした時に、彼は全然勉強できなくて、
5教科で十何点ていうすごい劣等生だったわけ、
その時どうしようかな・・って。
英語なんかは2点3点ていう世界。
自分の名前もアルファベットで書けないんだから。
そう思った時に僕は、
「僕も劣等生やったけど、
ある事がきっかけで勉強面白くなったなぁ。」
って事があった。
それをやってみよう!と思って、
おしっ!なんか好きなミュージシャンおらへんか?って聞いたら・・。
「B’zが好きや」
「よしっ!次回の授業の時にB’zのCD持ってるやつ全部持ってこいや」
そしたら、大好きやからシングル、アルバムを紙袋いっぱいに持ってきた。
「よしっ!B’zのCD全部開けよう!」って言って、
歌詞カード全部開けて、それで
「これどういう意味か分かるか?”alone”わかる?」とかね。
「”may”ってどういう意味かわかる?」とかね、
B’zの歌詞に出てくる英語を彼に聞いていくわけ。
そうするとね「わからん」「これ、こういう意味やねん」
「なるほど!」「こういう想いで稲葉は歌っとるねん」
「これはこうや、こういう意味やぞ、わかった?」
「何の気無しに聞いとったらあかん、
稲葉はせっかく歌っとるんやろ!」って、
彼の中で大好きなアーティストの想いを
余計伝えてあげようと思ったわけ、その英語の歌詞でね。
そうすると、英語に関心が湧いてきたわけよ。
でね、僕はそこで終わりたく無かった。
何故かというと、彼に関心を持たせたかった。
その後、彼は「先生、これどういう意味や?」
「あかん、教えられへん」
さらちゃん:
(笑)
杉ちゃん:
「なんで?」
「自分で調べろや、興味湧いたんやろ」
それからね、辞書ひく習慣が生まれた。
それからね、彼は英単語を調べるのが楽しくなった。
ほんなら自分の名前のスペルも覚えようと思うでしょ。
些細なきっかけで、全部変わるんやね。
面白くなっちゃってね、
彼の英語の点数がどんどんどんどん上がっていったの。
“こりゃ、面白い!”って思って。
まずはゲーム感覚や。
次の時に、漢字、熟語、国語みたいな話になった時にね、
よ〜し、じゃ今度は国語のかるた作ろうと思って、
かるたとか神経衰弱みたいな、なんかゲーム感覚のもの。
「でも、これ俺が作ったら面白くないなぁ。」と思って、
「こういうことやろうと思うけど、どうや?」
「面白そうやないか」
「先生に勝てるかな!?」みたいな感じでね。
こうライバル心をむき出しにして、彼とゲーム感覚でやる。
そうすると、国語も伸びていくの。
それで気づけば、全然なかった点数がどんどん上がってくるのよ。
それで、彼がすごい生まれ変わったんやね。
そういうのがあった時に、僕が別の授業でも中学生とかのクラスを受けもっていて、
皆と話す雑談が楽しかったの。
う〜ん。
もう、結構エロトークよ。
もうねぇ、思春期やから。
好きな子がどうだとかああだとか言う話になってくるからね。
そういうのも最後の終わりの10分とかにね、
そういう雑談タイムを設けてたの。
ところが僕が最後塾を退くことになった時に
「今日で先生お別れやねん」って言った時にね、
「なんで先生〜!?」
「よしっ!もう大丈夫や。
いつも通り今日の雑談の時にね、
先生最後の想い伝えるから」って言った時にね、
彼らが、今日で最後やねんっていって一所懸命、
今日与えられたカリキュラムをこなそうとするわけ。
それを見ていて涙ぐましかったのが、
出来ない子を出来る子が
「お前はよやれよ、これこういうことやぞ。
おいっ、先生今日で終わりやねん」
僕が何にも言わんでも、
クラスが一つとなってみんなが教え合って、
支え合って勉強しとった。
それを見た時、僕はすごく感動したわけ。
最後にみんなと思い出話をこうやったね、
ああやったねって言って終わって、
僕も辛いながらに塾長との話し合いの中で退くことになって
職員室で今日の日報を書いてた時に、
一人の生徒が「杉浦先生!なんでやー!」
もうほんと抱きかかえてね。
「お前らと離れたくないんやー!」
「先生ー!先生ー!」最後、涙、涙で別れてん。
その時にも僕がすごく感じていたのは、
○○○電化で管理職に上げられた時に、
自分は絶対そんなんあかん。って言って辞めた。
みんなの関わりの中で学んだことがあった。
僕はそこで教育ということに携わらせてもらって
違う形であるけれども、
みんなにこういう想いを伝えることができた。
そう思った時に、
僕は形は違うけど○○○電化辞めた時逃げた、と思ったわけ。
「なんや俺、情けない」
こうやってみんなを教えて、
みんなと感動を共有できるやん。
なのになんでああいう立場になった時に
自分は無理、って逃げたんや、情けない。
だったら僕はもう一度チャレンジするなら、
管理職でやりたい!と思って。
今度は管理職で探したの。
そしたらドラッグストア店長候補募集!
あなたも半年で店長になれます、一年で店長になれます。
僕はそこで入るわけ、で、
「半年か一年はかかりますから」って言われた時に、
僕はドラッグストアでめちゃめちゃ何かやってやろうと思って。
それで夜中まで、ここに残って店長について勉強して、
異例の4ヶ月のスピードで僕は店長にさせてもらったの。
一同:
おぉ〜!
杉ちゃん:
ほんで、そこで僕が売り上げを年間一億円以上伸ばしたの。
一同:
すっげ〜!!!
杉ちゃん
本名は杉浦誠司。「めっせー字」という、文字の中に、その言葉の意味を教えてくれるかのように言葉が書き込まれている書を制作し、多くの人々に夢と希望を与えている、文字職人さんです。てんつくマンや中村文昭さんとも親交が厚く、コラボレーションで個展も開催されています。オリジナルのロゴ、ポストカード、カップの購入もできます。多くの作品がホームページ(http://yume-arigatou.com)で閲覧できますヨ♪
う〜ん…
何度読んでも涙が出るね…
人の意欲を引き出すって
こういうことだね!!!
杉ちゃん ホントにありがとう♪
Posted by さらちゃん | 4 月 16, 2008, 15:19:22
待ってました~。
連載第二弾!
もう、杉ちゃんって
ソースプログラム創生者のマイクそっくり!
最高~。
Posted by りーべる | 4 月 16, 2008, 23:10:45
さらちゃ~ん
いつもありがとう!!
塾を通じて感じた事は
子供達ってみんな天才って事。
必ず天から才能授かってるもんね~
そしていろいろ子供達から学ばせてもらう。
さらちゃんとの出会いであの時の事すごく思い出すよー
Posted by 杉ちゃん | 4 月 17, 2008, 1:54:22
りーべるさんありがとう!!
うっそー嬉しいっ
これでソース受けたら
どんだけ濃厚なソースになるか楽しみーー!!
Posted by 杉ちゃん | 4 月 17, 2008, 1:57:00