
幸ちゃん:
それで彼に「早く病院連れて行ってよ!」って言ったら、
「警察呼ばなくていいんですか?」って言われて。
「そやな、ええこと言うなぁ」って言って(笑)
一樹:
あっはっはっはっは(笑)
幸ちゃん:
それで自分の携帯で警察と病院と自分の家と3つ電話して。
一樹:
それは幸ちゃんがお幾つの時ですか?
幸ちゃん:
それはね、41歳の時かな。
一樹:
今、お幾つですか?
幸ちゃん:
僕はね、今年47歳になる。
一樹:
へぇ~!
幸ちゃん:
そう。
その時、黒っぽいコートを着ていて
肝臓も悪かったから、肌の色も黒かったんで、
あまりに黒くて景色に同化して分からなかったんだよ、とか
ひどいこともいっぱい言われたけどね。
あっはっはっはっは(笑)
さすがにそんなことは無かろうって(笑)
一樹:
あははははは(笑)
幸ちゃん:
肝臓を患うと脾臓っていう臓器が大きくなって、
血が止まりにくくなっちゃうんだよね。
血小板が減るんだよね、物凄く。
血が止まらないから、
もしも脳内出血とかあったら一気に出血が広がっちゃったりとか
すごく危ないのよ。
だけど、ホントどこも異常は無く。
一樹:
車にひかれた時はすでに体調は悪かったんですか?
幸ちゃん:
悪かった。
もう最悪に近い時だよね。
僕が余命一年と宣告される一年前の話だから。
一樹:
その時にひかれた?
幸ちゃん:
そう。
一樹:
じゃあまだ自分の肝臓だったんですか?
幸ちゃん:
そう、自分の肝臓だった。
一樹:
まだここまで酷くなるっていうことは分かっていなかったんですか?
幸ちゃん:
分かっていなかった。
ただ、そんなに良い状態では無い事は分かっていたので、
だから出血があんまり変なところにいっちゃうと大変な事になるっていうんで
すごく心配はしたんだけど、本当になんていう事なくて。
一樹:
なるほど。
幸ちゃん:
そう。
その病院に運ばれる救急車に乗る時には凄く意識ははっきりしていて
「宝くじには当たらへんのに、車に当たってもうた!」って言えるくらい元気やった。
一樹:
自分で加害者を追っかけるくらいですもんね(笑)
幸ちゃん:
はっはっはっはっはっは(笑)
一樹:
はっはっはっはっはっは(笑)
幸ちゃん:
冗談かまして、救急隊員の人に喜んでもらおうと思ったんだけど、
全然笑ってもらえなくて(笑)
一樹:
(笑)
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