// you’re reading...

幸せ300倍男:杉野 幸三

第6話:自覚症状

069

幸ちゃん:
この病気は基本的に症状も何も出なくて怖いんだけど、
今ではある程度治療法が確立されてきて、
6、7割の人が治ると言われてる。

一樹:
なるほど。

幸ちゃん:
そういう病気を持っている事が、入社一年目で分かったんだよね。
本当はお酒とかそういうものは控えた方がいいんだけれども、
とにかく自覚症状が全くない。

元々、お酒が好きで飲んでいて美味しく飲めるのよ、
何を食べても美味しいしね。
何にも変わったことは無いんだよね。

けれど検査の結果では、確かに数値は段々段々悪くなっていくんで、
「これはヤバイな!」と。
「何とかしないとイカンな」と思って、
抗がん剤の一種のね、「インターフェロン」という薬があって
これがまぁC型肝炎の特効薬ということで、
僕が肝炎にかかってから4年くらい経ってから出始めて保険適用になって。

でも、当時は3割の人しか効かなかったんだよね。
これは6ヶ月やるんだよね。

6ヶ月ワンクールで、この期間は保険が適用されるのね。
その期間が過ぎると自費になっちゃう。

それで5ヶ月目までは徐々に数値が下がっていって、
「あぁ、治る治る!」と思っていたら、
6ヶ月目に突然数字が上がり始めちゃって、
結果的には治療を始める前よりも悪くなっちゃったんだよね。

一樹:
そうだったんですか・・・

幸ちゃん:
これが効かないということはしょうがないな、
という事で今度は色々な民間療法。

サプリメントだったり、水だったり、電磁波を発生する毛布だったりとか。
まぁ色んなものを試してみても、これと言った結果が出ず、
そのうちに段々段々自分でも嫌になっていって。

一樹:
あまり思い出したくないかも知れないですが、
症状としてはどのような?

幸ちゃん:
最初は本当に何もない。

徐々に徐々に悪くなっていって
徐々に徐々に悪くなっていく時も何も無いんだよね。

一樹:
無いんですか。

幸ちゃん:
この肝臓の病気って非常にやっかいだと思うのは、
本当に悪くならないと症状が出てこないんだよね。

一樹:
そうなんですね・・・。

幸ちゃん:
余命一年と宣告される3,4年前になって
初めてむくみが酷くなってきたりとかするのね。

一樹:
足のむくみ?

幸ちゃん:
そう、足のむくみ。
それで移植をする一年前くらいかな、
めちゃくちゃびっくりしたのが、
朝起きたら足がゾウの足みたいになってるの。

足の甲の部分が普通は少しの傾きだけど、
この角度が普通30度くらいだとすると
これが60度か70度くらい、極端に言うとね。
そういう角度にむくんでいて・・・。

一樹:
え~!?

幸ちゃん:
「なんじゃ、これ!?」って
だから靴を履くのもすごく痛くて。

でもね、まぁ慣れると入っちゃうんだよね。

一樹:
い、痛そう・・・。

« 第5話:C型ウイルス性肝炎という病気 | Category: 幸せ300倍男:杉野 幸三 | 第7話:移植に踏み切れた »

ディスカッション

No comments for “第6話:自覚症状”

コメント投稿

一樹のメールマガジン

毎週月曜日の週に1回、【言葉は命を輝かす】メルマガを配信! 一樹がひらめいた詩の紹介や活動情報満載です。ぜひご登録ください。

button.gif

登場人物(バックナンバー)

  • カテゴリーなし

応援SHOP

伊藤一樹とご縁のあるお店をご紹介♪ グッズの販売協力・言葉のプロデュースをさせていただいています。

歌舞氣魂 かくらや_w1t84152 ヘルシー工房 東風谷