
幸ちゃん:
この病気は基本的に症状も何も出なくて怖いんだけど、
今ではある程度治療法が確立されてきて、
6、7割の人が治ると言われてる。
一樹:
なるほど。
幸ちゃん:
そういう病気を持っている事が、入社一年目で分かったんだよね。
本当はお酒とかそういうものは控えた方がいいんだけれども、
とにかく自覚症状が全くない。
元々、お酒が好きで飲んでいて美味しく飲めるのよ、
何を食べても美味しいしね。
何にも変わったことは無いんだよね。
けれど検査の結果では、確かに数値は段々段々悪くなっていくんで、
「これはヤバイな!」と。
「何とかしないとイカンな」と思って、
抗がん剤の一種のね、「インターフェロン」という薬があって
これがまぁC型肝炎の特効薬ということで、
僕が肝炎にかかってから4年くらい経ってから出始めて保険適用になって。
でも、当時は3割の人しか効かなかったんだよね。
これは6ヶ月やるんだよね。
6ヶ月ワンクールで、この期間は保険が適用されるのね。
その期間が過ぎると自費になっちゃう。
それで5ヶ月目までは徐々に数値が下がっていって、
「あぁ、治る治る!」と思っていたら、
6ヶ月目に突然数字が上がり始めちゃって、
結果的には治療を始める前よりも悪くなっちゃったんだよね。
一樹:
そうだったんですか・・・
幸ちゃん:
これが効かないということはしょうがないな、
という事で今度は色々な民間療法。
サプリメントだったり、水だったり、電磁波を発生する毛布だったりとか。
まぁ色んなものを試してみても、これと言った結果が出ず、
そのうちに段々段々自分でも嫌になっていって。
一樹:
あまり思い出したくないかも知れないですが、
症状としてはどのような?
幸ちゃん:
最初は本当に何もない。
徐々に徐々に悪くなっていって
徐々に徐々に悪くなっていく時も何も無いんだよね。
一樹:
無いんですか。
幸ちゃん:
この肝臓の病気って非常にやっかいだと思うのは、
本当に悪くならないと症状が出てこないんだよね。
一樹:
そうなんですね・・・。
幸ちゃん:
余命一年と宣告される3,4年前になって
初めてむくみが酷くなってきたりとかするのね。
一樹:
足のむくみ?
幸ちゃん:
そう、足のむくみ。
それで移植をする一年前くらいかな、
めちゃくちゃびっくりしたのが、
朝起きたら足がゾウの足みたいになってるの。
足の甲の部分が普通は少しの傾きだけど、
この角度が普通30度くらいだとすると
これが60度か70度くらい、極端に言うとね。
そういう角度にむくんでいて・・・。
一樹:
え~!?
幸ちゃん:
「なんじゃ、これ!?」って
だから靴を履くのもすごく痛くて。
でもね、まぁ慣れると入っちゃうんだよね。
一樹:
い、痛そう・・・。
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