
幸ちゃん:
で、新しくかかった先生が自分で執刀する訳では無いんだけれども
先生に色々相談しているなかで
そういう方法がちゃんとあるんだよって教えてもらって
「一緒に頑張りましょう」って言ってもらって
僕ではなくて、女房に「余命はもしこのままだったら一年でしたね」という事で
余命一年ということなんですね。
一樹:
へぇ~。
幸ちゃん:
だから通常余命一年とかって聞いて「愕然として何かを!」
っていうのとはちょっと違うんだよね。
一樹:
はい。
幸ちゃん:
ただやっぱり僕はそれまで手術をしたことが無かったので
臓器の一部を切り取って、他人の臓器を入れるというイメージもつかないし、
どれ程大変なことなのかも分からないし。
それに何が起こるかもわからないから、
「ひょっとしたら、もうこれで終わりかも知れないな」と思った。
まぁ実際には手術の成功率自体は100%に近いらしいんだけども。
ただ何が起こるかわからないので、僕は移植をしに行く前に
この人たちとは最後に話をしておきたいなという人には片っ端から電話をして
「俺、余命一年と言われてん。でも手術してくるわ!」
っていう事で電話して回ったんだよね。
まぁ電話された方はみんな迷惑でね(笑)
一樹:
あっはっはっはっは(笑)
幸ちゃん:
はっはっはっはっは(笑)
「余命一年と言われてどない言うたらええねん!」とういう(笑)
一樹:
あっはっはっはっは(笑)
幸ちゃん:
「す~んごい困った」って後からいっぱい言われた(笑)
一樹:
そりゃそうですよね(笑)
幸ちゃん:
こっちはただね、本当に死んでも後悔が無いようにという。
最後に一声聞いておきたいなぁという
それぐらいの覚悟で行ったんだよね。
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