// you’re reading...

サンマーク出版 編集長:鈴木七沖

第10話 『原因と結果の法則』を甦らせる

鈴木さん:
次は『「原因」と「結果」の法則』。
2003年の春に刊行されました。

この本は、実は100年以上前にイギリスで出された作品なんです。
1902年に出版されました。

どうしても完訳したいという翻訳家の坂本貢一さんという方がいまして、
その方から訳原稿を預かったのがきかっけですが、
その前に、ある別の仕事させていただいていた時、
彼と大喧嘩になってしまったんです。

一樹:
えぇ!?

鈴木さん:
訳した原稿を僕が勝手にいじってしまったのが大きな原因で、
坂本さんを激怒させてしまって・・・。

「もう来るな~!!」と言われてましてね。

その後、何度も誠心誠意を込めて謝りに行き、
ようやく和解しました。

それで、ある日「食事しに来てください」と声をかけて下さって、
ご自宅に行ってたらふく食べて飲んで帰る間際に、
坂本さんから「こういう原稿があるんだけど・・・、とにかく僕はこの本を
きちんと世の中に出したいんだ」と預かったのです。
「君に託す」と。

一樹:
ほ~!!

鈴木さん:
「読ませていただきます!」と言って、
酔っ払いながらの帰りの車中、いただいた原稿をパラパラっと読んだ時に、
今でも覚えてますけど、「うわぁ!!」っと思ったんですよ。

内容は、簡単に言うと「すべての結果に原因がある」というだけの本なんです。
とても普遍的で、自分の中の想いが人生のすべてを作っているという
ごく当たり前な内容なんです。輪廻転生にも通じる考え方です。

ところが、シンプルなだけに読後の余韻が何ともいえませんでした。
大げさに言うと酔いが吹っ飛ぶくらい、
「これをちゃんと世に出さないといけない!!」と思ったんです。

これ、実は4冊のシリーズになっているんですね。

一樹:
あ!そうなんですか?

鈴木さん:
はい。実はこれは元々、
他の出版社でまったく違う形とタイトルで出版されていたんですね。

それも坂本さんから見せてもらったんですけど、
確かに原書「AS A MAN THINKETH」とは程遠い。

ちゃんと忠実にジェームズ・アレンさんの言っていることを伝えたいという
坂本さんの想いが強かったこともあって、
次の日シラフになってきちんと読み直したら、
「絶対に世に出したい!」とふたたび強く思いました。

次の日、会社で提案したところ、
すぐには理解を得られませんでしたけど・・・(笑)

でも順調に話が進みまして、いかに100年前の本と見せずに
良い部分を活かして風格を感じていただける本にするか。

タイトル決めとかブックデザインも含めて、
20パターンぐらいデザインを提案してもらって。

社長と何度もダメだしをして、
タイトルは『「原因」と「結果」の法則」
にしようという話になりました。

それで、ネットで「原因と結果」をキーワード検索してみると、
たくさんヒットしてきました。

「このタイトルで行こう!」っていう話になったんです。
でも、デザインがけっこう固めじゃないですか?

一樹:
パッと見はそうですよね。

鈴木さん:
でも、固めなのがアメリカでいう聖書のような感じで、
ぼくは気に入ったんです。

最終的には、このスタイルにしたら発売と
同時にちょっと面白い動きがありました。

というのは、一般のお客様から、
「結婚式の引き出物に、40冊使いたい」
っていう注文が入ったんです。

一樹:
それは面白い反応ですね

鈴木さん:
そうなんですよ。
うちの社長とも「動きが面白いなぁ」っていうことで、
そうしたらやっぱり読みどおり、
あれよあれよという間に数字を伸ばしていって。

成宮寛貴さんとか、蒼井優さんとか、ソニンさんなど、
芸能人が「お気に入りの一冊です」と言って、
取り上げてくれたんです。

他には、経営者の方にも大絶賛だったんですよ。
最近では勝間和代さんが自著の中で、
「明日が最後だとしたら読んでおきたい1冊」
として取り上げてくださって!

もうすぐ50万部になります。

一樹・杉ちゃん:
す、凄い!!

鈴木さん:
100年前に書いたイギリスのジェームズ・アレンさんの本が、
100年後に日本に来てご縁があって、
こういうスタイルで伝わったんですね。

一樹:
ほんとうに想いはいつまでも、
生きつづけますね・・・。

鈴木さん:
そうですね。
ほんとうに想いありきで、思わないと具現化しないですよね。
やっぱり困難も良いことも、すべてが必然で起きますから。

で、僕の中では『自殺って言えなかった。』で自分のテーマと出逢い、
その後にこうして真理を解いてゆく本に出逢っていったわけです。

一樹:
なるほど。

鈴木さん:
今でもこうして変わらず読み続けられていますね。
本が出て、すでに5年以上経ちますけど、
未だにオンライン書店「amazon」でも高順位をキープしていますし。

一樹:
鈴木さん自身が、一冊ずつの本作りに出逢うことによって、
自分に出逢っていったわけですね。

鈴木さん:
いや~!!
ほんとそうですよ!!
ありがたいです。

だから、魂と体のことを子どもたちと学び、
その次にジェームズ・アレンさんから、
こうして普遍的な真理を教えていただき、
これでお金もらっていいんでしょうか・・・(笑)

一樹:
(爆笑)

鈴木さん:
2009年にはコミック化も検討しています。

一樹:
コミックもまたいいですね!

鈴木さん:
やっぱり子どもたちにも知ってほしいですしね。


« 第9話 何をテーマにしてゆくのか | Category: サンマーク出版 編集長:鈴木七沖 | 第11話 『病気になったら恵みのとき』 »

ディスカッション

4 comments for “第10話 『原因と結果の法則』を甦らせる”

  1. 2008年12月末に、
    いよいよ刷り部数が50万部を突破しました!

    心から感謝しています。

    僕自身もまだまだ修行の身ですけれど、
    この一冊を知ることによって、
    人生の見方が変わることは間違いありません。

    人生のいろいろなシーンで
    何度も読んでいただきたい作品です。


    Posted by 七沖 | 1 月 2, 2009, 18:17:20
  2. 僕のバイブルの一つ、原因と結果の法則を
    世に出した方が鈴木さんと知り、びっくりするとともにこの素敵なめぐり合わせに感謝しています。

    鈴木さんの想いを知ることができ、また、違った角度から本を楽しめそうです。

    本大好きっ子として、鈴木さんのように素晴らしい想いを持って仕事に携わっている方がいることを知れたこと、とても幸せです。


    Posted by しんちゃん | 1 月 9, 2009, 1:50:20
  3. 読者の声を届けてくださって、
    本当にありがとうございます。感謝いたします。

    「人生」をいきいきと生きていくうえでの真理って、
    難しいところにあるのではなく、
    日常の、本当にささやかなところに潜んでいるもの。

    それを「穏やかに」つみとれるかどうかが
    楽しめる秘訣にもつながると僕は確信しています。

    そのためのきっかけとして、
    この愛する『「原因」と「結果」の法則』も
    読み継がれていけばと思います。


    Posted by 七沖 | 1 月 12, 2009, 19:49:44
  4. 英雄の陰に女あり?ではありませんが、『原因と結果の法則』の著者、ジェームズ・アレン夫人のリリー・アレンという女性がまた、この名著をそのまま深い愛と気高い心で明るく実践して生きたような方だったですね。
    御社から出ているそのリリー・アレンさんの『たったひとつの法則』という本で知りましたが、この本も内容もさることながら、構成も装丁も美しくて完成度高いなあと思います。これも当然、ご担当ですよね。女性のみなさまにはぜひ、こちらも読んでいただきたいなあって思います。


    Posted by スラメイ | 1 月 14, 2009, 18:08:12

コメント投稿

一樹のメールマガジン

週に1~2回、【言葉は命を輝かす】メルマガを配信! 一樹がひらめいた詩の紹介や活動情報満載です。ぜひご登録ください。

button.gif

登場人物(バックナンバー)

  • カテゴリーなし

応援SHOP

一樹のグッズの展示、又は販売協力をして頂いているお店をご紹介。

ヘルシー工房 東風谷