鈴木さん:
この本はですね、
部数的にはそんなに伸びなかったんですけど、
『病気になったら』という、ある神父さんの書いた詩がありまして、
それを書籍化しました。僕は詩の力を信じている一人ですから。
「病になったら恵みのときだ」っていう内容で、
淡々と続く詩なのです。
これをインターネットで見て、
とってもいい詩だと思ってね。
それで、この神父さんにお手紙を書いてから会いに行って、
一冊の本にしたい思いを告げました。
森雅之さんという北海道に住んでいる大好きな漫画家さんがいまして、
彼の書いている絵の世界観が心に染みてきて、今でも思うんですけど、
もっと世に知られてもいいような絵を描かれるんです。
その森さんの絵と神父さんの詩を
コラボレーションさせたら面白いと思ったんですね。
一樹:
なるほど。
鈴木さん:
それで、森さんにお願いして、
お二人の作品を一つの本にして出しました。
これも想い入れの強い本ですね。
やっぱり病になった時というのは、
必ず深いところで原因があると思うんです。
死別した自分の家族での体験を通しても実感してます。
その人に必要なこと以外は起きませんから。
もし例え「いのち」を落としたとしても、
僕の中ではそれは決して悪いことではないと思うんですよ。
それよりも、次へ進むためのステップとしての大きな通過点ですし、
お母さんのお腹から生まれたことを僕たちは「生」と呼んでいますが、
それはほんとうだろうか? 肉体をもってこの世に出てくることは、
空を飛べるわけでもないし、喜怒哀楽なこともしょっちゅうあるし、
しんどい人生を歩むわけでしょう。
そう考えると、ほんとうは「オギャー」と出てくることが、
つまり「死ぬこと」なのかもしれないですよね。
逆に死んで魂が抜けたときって、
どこでも好きなところへ行けるかもしれない。
もしかしたら死ぬことが「生まれること」かもしれませんし。
人は僕も含めて未熟な生き物なので、
病気になった時にいろいろな想いにかられる。
でも、それが本当は「恵みのときなんだ」っていうことに
とっても惹かれました。
この作品はいまだに口コミで、とくに入院されている方たちに
プレゼントされ続けているようです。
一樹:
鈴木さんが担当される本は、
どれも読みやすくてテーマが分かりやすい内容が多いですね。
鈴木さん:
比較的にそういった本が多いですね。
過去にはホストの写真集なども担当しましたが、
やはり神さまは許してくれませんでした。
もののみごとに惨敗しました(笑)
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僕の大好きな森雅之さんの公式サイトです。
ぜひ、ご覧ください。
http://www11.plala.or.jp/calencf/sub3.html
Posted by 七沖 | 1 月 2, 2009, 18:20:35
森さんの「アンモナイト日記」すごく良かったです。
ご紹介ありがとうございます。
Posted by りーべる | 1 月 10, 2009, 11:07:27
森雅之さんの作品は、
どれも「ゆとり」を生んでくれるような気がします。
カツカツの気持ちで読んでいても、
いつの間にか心に「ゆとり」が生まれている。
森さんご自身はゆったりと生きている方ですので、
(北海道在住です)
彼がつむぎだす世界にも
自然と同じ時間が流れていくのでしょうね。
Posted by 七沖 | 1 月 12, 2009, 19:55:27