一樹:
講演でもよくお話されてるんですけど、
吉本興業へ最初に行った時の印象って、どんな感じだったんですか?
てんつくマン:
吉本、めちゃくちゃやったよなぁ…とにかく。
一樹:
アッハッハッハッハ(笑)
てんつくマン:
だってほんまにやっぱりさぁ、
偉いさんにヤクザみたいな人がいるからさぁ。
自伝にも書いてるけど、吉本の専門学校の面接の時に、
面接ってやっぱりすごい怖いからさぁ、
なんか「はよ、笑わせろや!笑わせろや!」みたいな感じでさ。
オーストラリアに行った時に、「メリージェーン」っていう
おばあちゃんにお世話になって、そのおばあちゃんが
お土産にくれたカンガルーポストカード。
それが大きなきっかけになって、吉本に入ったんやけど。
吉本への願書を出す時に「思いを書け」って書いてあったから、
インパクトのあるものに書こうと思って、
そのカンガルーのレターセットに書いて。
カンガルーのレターセットは四角いのに、
カンガルーにカットされるポストカードで、
お腹の部分しか書かれへんかってん。
一樹:
アッハッハッ(大爆笑)
てんつくマン:
だから上の行に「こんにち」って書いて、「は」は次の行にいくような。
一樹:
アッハッハッハッハ
てんつくマン:
それに書いたのよ。
俺はインパクトがあると思って書いてんけど、
それが面接官の癇に触ったみたいで。
一樹:
面白すぎです!!
てんつくマン:
それで面接の時に、吉本の大崎さんて言って、
ダウンタウンさんを育てた人やねんけど、
その人がそのカンガルーのポストカードを、プラァープラァーさせながら
「お前なめてんのか! 何でカンガルーやねん!!!」って言われて。
一樹:
アッハッハッハッハ(大爆笑)
てんつくマン:
「やばい!!!」と思って。
「それメリージェーンにもらったんです」って言ったら。
「誰やねん!!!」って言って。
一樹:
アッハッハッハッハ(大爆笑)
てんつくマン:
「オーストラリアのおばあちゃんです」って言って。
そこで会話が盛り上がって、吉本合格できたんやね。
一樹:
あぁ~!!!
その場で合格できたんですか?
てんつくマン:
その場だけで合格じゃないけど
そこでやっぱりウケてんなぁ。
一樹:
へぇ~~~。
てんつくマン:
信じてくれへんかってん、メリージェーン。
一樹:
アッハッハッハッハ(大爆笑)
てんつくマン:
「いやぁ、ほんまですよぉ!!!」
ゆうて、一生懸命喋ったなぁ。
一樹:
へぇ~。
てんつくマン:
だからなんかねぇ、全部アイテムとかは…
「アイテム」と呼ぶといいかも知れんね、
自分のところにやってきたものは。
モノじゃなくて。
一樹:
あぁ、自分のね、はい。
てんつくマン:
これはアイテムなんだ。
いつか使うアイテムなんだって。
「アイテム」と呼ぶとなんかいいかも知れないね。
あのカンガルーのポストカードは明らかにアイテムだった。
それで吉本に入ってね。
てんつくマン
元、吉本のお笑い芸人でありながら、路上詩人として活躍。 映画監督の夢を持ち、2003年には映画「107+1~天国はつくるもの~」を製作。 現在では、映画を通して全国で上映&講演会を開催。 環境問題や海外支援にも感心を持ち、全国を飛び回っている。
ホームページ(http://tentsuku.com/)
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