てんつくマン:
やっぱり天才といっぱい会えたことが、
ものすごいデでかかったね。
俺らがすごくツイテたのは、
東京に来て、島田紳助っていう「努力の天才」と
本当の「お笑いの天才」の松本人志、
ダウンタウンていう芸能界でトップ中のトップの人らの側で、
最高峰で修行させてもらったから。
一樹:
てんつくマンから見たその二人ってどんな存在なんですか?
てんつくマン:
紳助さんは、とにかく不安の塊なのね。
お金に囚われがあるんやと思うんやけど。
一樹:
へぇ~~~。
てんつくマン:
一回さ、紳助さんが「給料の明細見せてやろうか」とかゆうて
見せてもらったら、ゼロがズラーーーっと並んでて、
1ヶ月何千万円ていう給料が入ってるんやんか。
一樹:
へぇ~、1ヶ月で!?
てんつくマン:
ほんで「すごいな~すごいな~」ゆうてたら、
ある日、紳助さんが落ち込んでて「どうしたんですか?」聞いたら
「いやぁ、レギュラー一本無くなるねんなぁ。
給料が2億なんぼが1億なんぼになるわ~」
ゆうて落ち込んでてん。
俺らはちょうどその時に、やっと給料10万円になって邦正と一緒に
「大台や~!大台や~!やっと大台になったぁ~!
やっとアルバイト辞めれる~!!!」って喜んでる時やったのに。
一樹:
アッハッハッハッハ(笑)
てんつくマン:
2億が1億になった紳助さんと8万が10万になった俺らと
どっちが幸せやったかってゆったら、
俺らの方が明らかに幸せやったわけ。
一樹:
う~ん。
てんつくマン:
その時に俺は「あぁ!お金に囚われたらあかん」ていうことを学んだ。
だから紳助さんはそういうのはすごい不安やから、お店をどんどんやってる。
お金の不安を取り除こうと思って。
でも多分、それをやってる限りお金の不安を取り除けないと思うけど。
一樹:
う~ん。
てんつくマン:
う~ん。
紳助さんの凄いところはな、とにかく「勝つために」っていうことを
努力すんねんな。
人間て誰もが不安を持ってると思うねんけど、
でもその不安を力に変えれる人と、
不安で負けてしまう人がいるなぁと思って、
紳助さんはそれを力にできる人。
その天才だから。
すっごい誰よりも心配性だから、勝つためにすごい努力するわけ。
一回、表を書いてて、横には売れてるタレントさんの名前が
ズラーって書いてて、縦には「色気度、知的度、スポーツ度・・・」
そういう事が書いてて、5点満点とかで全部書いていくのね。
一樹:
ほぉ~!!!
てんつくマン:
古舘一郎は知的度何点、明石家さんまはスポーツ度、色気度何点とか書いて。
で、自分のことも客観的に見て、自分に何が足らないのかっていうのを見て
「あっ!俺、スポーツ度が足らへんわ」ってゆって鈴鹿の8耐やったりするわけ。
そんでスポーツのイメージがついたら、8耐止めるわけ。
一樹:
は~。
てんつくマン:
そんで「俺には知的度が足らん」ってゆって、
あのサンデープロジェクトみたいな番組をやって知的度を上げるわけ。
「紳助ってアホじゃないよね、賢いよね」ってイメージがついたら、
サンデープロジェクトを止めるわけ。
一樹:
はぁ~。
てんつくマン:
そうやって全部、戦略的に生き残る為に考える。
こうみた時に「あぁ!やっぱり努力をした人が芸能界を生き残る」
っていうのが分かった。
「だから今の地位があるんやなぁ」って思ったね。
そういう風にする人やね。
一樹:
へぇ~、すごい。
てんつくマン:
紳助さんは人と比べることによって、自分を磨くていうタイプやった。
そんで松本さんは、もうそういうのは全然なくて。
お笑いってすごいのに、全然認められてなかったから。
今はもう違うよ。
今って、お笑いがタレントとかモデルとかと付き合えるようになって、
「お笑いやってるんです」って言ったら「すごい人」みたいになってるけど、
あれはもうダウンタウンさんが間違いなく変えたよね。
一万円ライブ。
お笑いやのに、一万円の入場料でやったりとか。
とにかく「笑いっていうのはすごいねんぞ!」っていうのを知らせる為に来た。
お笑い星から来た特派員というか王子さま。
もうえぐかったね、笑いの才能は。
みんながさ、160キロの球を投げる為にいっぱい努力してるのに、
松本さんは170キロの球を普通に投げて、カーブもフォークもスコーンと落ちて、
なおさら常に笑いの事しか考えてないから。
もう、すごいね、あの人は!
一樹:
はぁ、すごい!
てんつくマン
元、吉本のお笑い芸人でありながら、路上詩人として活躍。 映画監督の夢を持ち、2003年には映画「107+1~天国はつくるもの~」を製作。 現在では、映画を通して全国で上映&講演会を開催。 環境問題や海外支援にも感心を持ち、全国を飛び回っている。
ホームページ(http://tentsuku.com/)
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