りーべる:
先生、ここでこういうふうにお勉強(研修)された方で、
自然なお産を手助けする方は増えているんですか?
吉村先生:
いや、今の学校ってね、みんなを馬鹿にしてるからね。
工業化社会にぶら下がって、
楽してなるべく便利便利って、ちょっとでも長く生きようってね。
だから、こういうふうに一週間とか研修に来ても、
本当にこういうことが人間にとっていかに大事かってことがね…。
わかるかもしれんけど、それは頭でわかるだけであって。
感覚でわからんとね。
だから、ここへ来て泣いて帰っていく。
ここのお産見るとみんな涙が止まらん。
「今まで、なんとむちゃくちゃやっとったんだろう」って。
今の大病院のお産なんて、お産を破壊しとるだけだってようわかる。
そういう人たちの中で、特別に感覚で感じ取った人たちが今、私のもとに来とる。
すごいよ、うちの助産婦さんたち。
自分なんか捨てれますよ。
女性のために、ホントに一所懸命やってくれとる。
こないだもね、普通にやっとるある医者が見ててね、
「吉村先生は、助産婦たちになんて良い言葉使うの?」って。
りーべる:
うんうん。
吉村先生:
お産が終わったらね、必ず私は産婦よりもなによりも、
助産婦たちにね「本当にごくろうさまでした」
って言わずにはおれん。
ほうしたら、その医者がびっくりしてた。
ほんな病院はないよ。お前たち、使ってやっとるんだってね。
私は「今、うちにいる助産婦は最高の助産婦だ、巫女だ」ってね。
つまり、お産というのは神の業なんだよね。宗教的行事だ。
医学的現象じゃないぞ。
医学的現象としかみてないじゃない、今の病院じゃ。
医学的現象をマネージして、手を出して、それが理想だと思い込んどる。
命の神聖さを感じるいちばん大切な機会をぶち壊して、
生き方や運命を変えていくことができるか?
お産は神がぜんぶやってるんだ。
そんなこと、人間にはできやへん。
だから、それを助けるのがね、助産婦でしょ。
神の業を助ける。お産って神の業だもん。
だからそこについてる助産婦っていうのはね巫女なんだから…
今は「助産婦って言っちゃいかん、助産師って言え」なんて、馬鹿なこと言ってね。
りーべる:
そうそう。
だから、先生の前では助産婦さんのほうがいいなって。
吉村先生:
助産婦さんだよ、助産師なんて言わせん。そんなこというと、
(切る真似で)スパーーだぞ。
りーべる:
(笑)
吉村先生:
あの本(「幸せなお産」が世界を変える)に書いとるけどね、
助産婦って言葉は深い宗教的意味があるんだよね。
何で助産師にしたか。
助産婦にね、男も引きずり込もうとした。
「師」だったら、男でも女でも差し支えないもんで。
つまらん男の職業にされちゃうんだよ。
そいつを今の助産婦の多くは喜んどる。
りーべる:
そうなんですか?
喜んでみえるんですか?
吉村先生:
助産婦から助産師になったことを喜んどる人は多い。
なんか一段上に上がったような気持ちになってね。
大体、男女共学をやられて喜んどる女性がいっぱいおるじゃん。
男女共学って女が男に近くなって、
それだけ平等になったと思っとるでしょ。
そんなの男に格下げされたんだよ。
なんで男女共学が始まったかというと、男のね、
仕事がいっぱいになっちゃったわけ。
今の現代社会は男の都合で作った社会なわけです。
「男」がそこに参画しないと、成りたたんでしょ、。
だもんで、男の数がものすごくいるんだよ。
でも半分は女じゃない?
ね、困った。だから、女を「男」にしちゃって、
男みたいにしちゃって、そういう仕事をさせよう。
そういうところから助産婦を助産師にしちゃうんだな。
助産婦のほうが、ずっと神に近い言葉です。
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